2022/12/24放送
「世の光」の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。今週、「世の光」では毎日、クリスマスのメッセージをお話しています。
今日はお生まれになったキリストを礼拝に来た東方の博士たちのことを聖書からお話します。
新約聖書のマタイの福音書2章にそのことが語られています。聖書では、「東の方から博士たちがエルサレムにやって来て」と語られています。エルサレムから東の方にあるのは、当時はペルシャでした。ペルシャではずっと以前から星や月、太陽を観察することによって暦が作られ、農業や生活に活かされていました。彼らは夜空を観察していて特別な星を見つけてユダヤのエルサレムに来たのでしょう。ですから彼らはペルシャ人か、少なくともユダヤ人から見れば外国人なのです。それも外国から来て王に謁見できるほどの地位のある人々でした。
今年9月にエリザベス女王の国葬が行われました。海外からも参列する方々がありました。葬儀の参列者は故人を悼み遺族を慰めるために参列します。
それでは博士たちは何のためにエルサレムにやってきたのでしょう。博士たちは王となる子どもの誕生をただお祝いするために来たのではありませんでした。聖書は、彼らが「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。私たちはその方の星が昇るのを見たので、礼拝するために来ました。」(マタイ福音書2章2節)
「その方を礼拝するために来ました」と言ったのです。「クリスマス」はキリスト礼拝という意味です。クリスマスこそキリストを礼拝する時なのです。
今日はクリスマス・イブです。キリスト教会ではクリスマス・イブの礼拝が捧げられると思います。また明日の日曜日、キリスト教会ではクリスマス礼拝が捧げられます。コロナ感染予防のために入場制限があるかもしれませんが、興味のある方はお近くの教会にお聞きになってみてください。ウェブWebで礼拝に参加できるかもしれません。今年のクリスマス、ぜひキリストを礼拝する時をお持ちください。
( PBA制作「世の光」 2022.12.24放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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