2025/5/23放送
「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です 。
今週は新約聖書へブル人への手紙からお話しをしています。
今日はまずへブル書がここまで語っていたことを振り返りたいと思います。
これまでへブル書で教えられてきたことは、キリストは神との契約の仲介者であり、今は天におられ、まことの大祭司として礼拝をつかさどっておられる、ということでした。そして、これらのことが私たちの救いなのです。
キリストが十字架で死ぬことによってこの神との契約は成立したのです。この契約によって私たちは神との信頼関係を持って、神に近づき礼拝を捧げることができるのです。
ここまでへブル書で教えられてきたことで分かることは、私たちの救いのために神がすべてのことを完璧に成し遂げて下さったということです。
神はキリストを遣わしてくださいました。神の御子であるキリストは、神のしもべとして十字架ですべての人の罪を負って死んでくださり、救いを成し遂げて下さいました。
そして神は、十字架で死んだキリストをよみがえらせてくださいました。今も生きておられるキリストは神への礼拝を司(つかさど)っておられます。その礼拝によって私たちは神との親しい関係を保ち続けることができているのです。
そしてへブル書は地上の信仰者に救われた者の生き方を教え、励ましと勧めをこのように語っています。
「キリストが再び地上に来られた時に、神の救いは、必ず完成するとの希望を持ちましょう。その時まで、私たちは、ともに集まり、神に礼拝をささげましょう。また私たちはいつでも愛と善行を行うように互いに励まし合いましょう。」
私はコロナ禍にこのへブル書のことばに励まされました。キリストによる神の救いは完全です。救いの神はわたしたちが礼拝を捧げ、愛と善行を行うことができるようにいつも助けて下さっているのです。
( PBA制作「世の光」 2025.5.23放送でのお話しより )
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