2023/11/11放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井誠です。この一週間、皆さんと聖書の箴言を読み続けることができて本当に感謝でした。次回の私が担当するバイブルメッセージもお楽しみにしてください。継続は力です。ぜひ聖書を読み続けてください。
今日は「主が報いてくださる」と題してお話をいたします。
旧約聖書 箴言25章21節、22節からお読みします。
「あなたを憎む者が飢えているなら、パンを食べさせ、渇いているなら、水を飲ませよ。
なぜなら、あなたは彼の頭上に燃える炭火を積むことになり、主があなたに報いてくださるからだ」
以前、ある方のお葬式を執り行った時に、遺族の方が葬儀の終わりに来て、「信仰を持っている方は強いですねえ。信仰の大切さを感じました。」と語られたことがありました。通常、人が落胆する時に、信仰を持つ人は落胆しない、いや信仰を持つ人だって落胆するのでしょうが落胆に終わらない力強さを感じて語ったことばのようでした。
信仰を持つ人と持たない人は、言ってみれば平面的な生き方か立体的な生き方かの違いがあるように思います。
つまり信仰を持たない人は今生きている人間関係の中で、横の関係ですべてを考えて生きています。ですから物事は相手次第のところも結構大きいわけです。人を亡くした時ばかりではなく、どんな人と出会って生活するか大きな問題です。
しかし信仰を持つ人は人に左右されない。というのもそこに縦の軸を加え、神と共にこの世の社会の動きを見て行動する立体的な生き方をするからです。人を亡くしたとしても、また不愉快な人に出会っても、ことさら振り回されません。
たとえば、誰かに憎まれていて嫌だなと思うことがあっても、正しいことをなさる神がいずれすべてを良いようにしてくださると考え、その人をも受け止めていきます。そしてその人が困った事態に陥るとき、いい気味だ、とほくそ笑むのではなくて、むしろ助けの手を指し伸ばす余裕の心すら持ちます。神がその人にも自分にも報いてくださると考えるからです。信仰を持つ人ならではの力強さがあります。
では今日も良き一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2023.11.11でのお話しより )
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