2024/11/18放送
「世の光」の時間です。お元気でお過ごしですか? 関根弘興です。
だれもが幸福になりたいと願うのは、これ当然なことです。「あなたは幸せですか?」と尋ねられると、多くの人は「うーん、まあ幸せですかねえ」そう答えるのだそうです。「だって食べるものもあるし、一応住む家もあるし、不幸な出来事に苦しんでいる人のことを考えれば私なんか幸せなほうですよ。」 こういう答えが圧倒的に多いんだそうです。
それでは同じ人に、「今の生活が幸せなら不満はありませんよね?」と尋ねると、「それとこれとは話は別よ」とこうなるわけですね。
確かに、今が幸せな気分でも明日どうなるか分からない、これが正直な気持ちかも知れませんねえ。
私たちの生活に充足感とか幸福感というものを失わせてしまうものが幾つかあるように思います。
その一つは、人生の目的が分からないということです。
自分は何のために生きているのか、分からなければ、これ生きていくのは空しくなりますね。
私の友人で元新聞記者の方がいました。彼は高校生の時に人生についていろいろ疑問を持ちました。
ある時、先生にこう尋ねました。「先生。ぼくたちは何のために生きているんですか?」
「いやぁ難しい質問をするなぁお前は。じゃあ考えておくから昼休みになったらもう一度来い。」先生はこう言ったのです。
昼休みに行くと、先生は弁当を食べていました。「おお、お前の質問はなぁ難しいなぁ。でもいろいろ考えてやっと分かったぞ。これを見ろ。」
「えっ? 先生、それは弁当箱なんですけど」
「そうだ弁当箱だ。よく見ろ。中に何が入っている?」
「ご飯が入っています」
「そうだよな。人間はな、このために、つまり食うために生きているんだ」
先生はこうおっしゃったって言うんですね。
彼は大変ショックを受けました。
もちろん私たちは食べるために働きますけれど、食べることが生きる唯一の目的であるならば空しいですねえ。
ですから自分は何のために生きているのか?ということが明確になるなら、人生は非常に変わってきます。
聖書には、「神は愛です」と記されています。そして、「神様の愛の対象は、あなたなのです」そう語られるのです。
あなたの生きる目的は何ですか? それは神様に愛されている存在として今ここに生かされていること、存在そのものがすでに目的なんです。
あなたが何かできるできないにかかわらず、神様に愛されている尊い存在、それがあなたなのですね。
さあ、笑顔をもってこの一日を始めていきましょう。
( PBA制作「世の光」 2024.11.18放送でのお話しより )
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