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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■人生は生きること

2010年06月15日 | Weblog
2010/6/15放送

 世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 今日も爽やかに一日を過ごしていきたいですね。 

 先日私の兄が、とてもいい映画があると言って送ってきたものがありました。 それはあのインドで奉仕したマザー・テレサの映画でした。

 彼女が1979年にノーベル平和賞を受賞した時、記者会見でこのように語っています。 「世界にはまだ最悪の病が残っています。 それは天然痘でもなければ癌でもありません。 インドに蔓延しているハンセン病でも結核でもありません。 それは自分は生きていても生きていなくても同じだと考える精神的孤独、精神的貧困と呼ばれる病気です。」 このように語っているんですねえ。 現代の心の病理をま、鋭く言い表していることばだと思うんです。 

 またある神学者はこんなことばを語っています。 「人生にはただ一つの義務しかありません。それは愛することを学ぶことです。人生にはただ一つの幸福しかありません。それは愛することを知ることです。」

 まああの人間にとって大きな悲しみは、自分がもはや誰からも必要とされていないと感じることです。 「あなたはもう必要ではない」、こう語られたら人は倒れていきます。 マザー・テレサが語ったように、自分は生きていてもいなくても同じだと考えるなら、それは何と寂しい人生でしょう。 何かができるから必要というのではなく、存在そのものの尊さと愛を込めて「あなたがいてくれてありがとう」と言える関わりを持っていけたらどんなに素晴らしいことでしょうね。

 あなたの傍らにいる人に向かって心を込めて「いてくれてありがとう」と声をかけてみませんか? 人間ですから失敗もあるし誤解も仲違いもあるでしょう。 でも相手をいとおしむ心や相手に笑顔で応える心をぜひ育んでいただきたいんです。

 なぜなら、あなたをこよなく愛し、「あなたのためにいのちを捨てても惜しくない、わたしはあなたを愛している。」(イザヤ書 43章4節参照、ヨハネ福音書 10章15節参照)と語ってくださるイエス・キリストがいてくださるからです。 

 イエス・キリストはくすぶる燈心を消すことなく、いたんだ葦を折ることがないお方です(イザヤ書 42章3節参照、マタイ福音書 12章20節参照)。 あなたが傷つき倒れるようなことがあっても、わたしはあなたを守る、と約束してくださる方なんですね。 

 自分は生きていてもいなくても同じ存在ではなくて、あなたの大切ないのちを生きていきくことこそあなたの人生の目的であり、人生の意味でもあるんです。 

 聖書のことばを紹介します。 第一ヨハネ4章9節
 「神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです。

 (PBA制作「世の光」2010.6.15放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトのURL名として
 http://yonohikari.biblical.jp 
は使えなくなりました。


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