2024/12/24放送
「世の光」の時間です。日本キリスト合同教会の教師で、お茶の水聖書学院の大井 満です。
今日は12月24日、クリスマスイブですね。クリスマスおめでとうございます。
クリスマスはなぜおめでたいのでしょうか。それはおよそ2000年前、ある一人の男の子が私たちのために生まれたからです。旧約聖書のイザヤ書9章6節にその出来事が預言されています。
「ひとりのみどりご(※赤子)が私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は『不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君』と呼ばれる。」
ここで「みどりご」、「男の子」と言われている方がイエス・キリストと呼ばれる救い主です。
神様は、私たち人間のためにご自身の大切な独り子を、人間として私たちの世界に遣わしてくださいました。ベツレヘムという町の貧しい家畜小屋でこの方はお生まれになりました。ルカの福音書2章4節から7節に、そのことがこのように書かれています。
「ヨセフも、ダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。身重になっていた、いいなずけの妻マリアとともに登録するためであった。ところが、彼らがそこにいる間に、マリアは月が満ちて、男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。」
最近、電車の中で赤ちゃんと目が合うことが多くなりました。気がつくと私は笑顔になっています。小さな無力な赤ちゃんでも大人を笑顔にする力があります。
しかしイエス・キリストは単なる赤ちゃんではありませんでした。イザヤの預言にあるように「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」(イザヤ9:6)と呼ばれる、不思議と力とに満ち、永遠のお方で、真実の平和をもたらすお方です。
争いに満ちたこの世界ですが、私たちがイエス・キリストを心に思うとき、心からの笑顔に満たされるのです。
この喜びが皆さんの周囲に、そして世界へと広がっていきますように祈っています。
( PBA制作「世の光」 2024.12.24放送でのお話しより )
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