♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■平和をもたらすクリスマス / 大井 満

2024年12月31日 | Weblog

2024/12/24放送

 「世の光」の時間です。日本キリスト合同教会の教師で、お茶の水聖書学院の大井 満です。

 今日は12月24日、クリスマスイブですね。クリスマスおめでとうございます。

 クリスマスはなぜおめでたいのでしょうか。それはおよそ2000年前、ある一人の男の子が私たちのために生まれたからです。旧約聖書のイザヤ書9章6節にその出来事が預言されています。

 「ひとりのみどりご(※赤子)が私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は『不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君』と呼ばれる。」

 ここで「みどりご」、「男の子」と言われている方がイエス・キリストと呼ばれる救い主です。

 神様は、私たち人間のためにご自身の大切な独り子を、人間として私たちの世界に遣わしてくださいました。ベツレヘムという町の貧しい家畜小屋でこの方はお生まれになりました。ルカの福音書2章4節から7節に、そのことがこのように書かれています。 

 「ヨセフも、ダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。身重になっていた、いいなずけの妻マリアとともに登録するためであった。ところが、彼らがそこにいる間に、マリアは月が満ちて、男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。」

 最近、電車の中で赤ちゃんと目が合うことが多くなりました。気がつくと私は笑顔になっています。小さな無力な赤ちゃんでも大人を笑顔にする力があります。

 しかしイエス・キリストは単なる赤ちゃんではありませんでした。イザヤの預言にあるように「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」(イザヤ9:6)と呼ばれる、不思議と力とに満ち、永遠のお方で、真実の平和をもたらすお方です。

 争いに満ちたこの世界ですが、私たちがイエス・キリストを心に思うとき、心からの笑顔に満たされるのです。

 この喜びが皆さんの周囲に、そして世界へと広がっていきますように祈っています。


 ( PBA制作「世の光」 2024.12.24放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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■大きな光 / 大井 満

2024年12月30日 | Weblog

2024/12/23放送

 「世の光」の時間です。日本キリスト合同教会の教師で、お茶の水聖書学院の大井満です。一週間、この時間を担当します。

 もうずいぶん前のことです。私が高校一年生の冬休みに教会の先輩方に誘われて山登りに行きました。登りは楽しく順調だったのですが尾根に出て驚きました。一面の銀世界で、腰の辺りまで積雪があったのです。本来ならここで引き返すべきだったのでしょうが、尾根筋には踏み跡がついていましたのでリーダーの判断で前に進みました。
 ところがしばらく進むと、一人の登山者に追いつきました。彼が一人でラッセルつまり雪を掻き分けながら踏み跡をつけていたのです。彼は私たちにこう言いました。「私はゆっくり行きますから、皆さんお先にどうぞ」。
 仕方なく私たちは自力でラッセルしながら尾根筋を進みました。私たちは充分な装備をしていませんでしたから、あっという間にズボンは冷たくなり、体力もかなり消耗しました。
 そして下山すべき場所に着いたのですが雪のために下りる道がわかりません。もう夕暮れも近づいています。地図を頼りに木の枝につかまりながら斜面を降りていきました。やっと小さな道にたどり着いたときには辺りは真っ暗。わずかな懐中電灯の明かりに照らされながら麓を目指し、やっと人家の明かりが見えてきた時は本当に嬉しかったです。これで助かったと思いました。

 旧約聖書イザヤ書9章2節に次のように書かれています。

 「闇の中を歩んでいた民は大きな光を見る。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が輝く」。

 クリスマスが近づきイルミネーションの輝きを見る度に、あの冬の日に見た光を思い出します。クリスマスの光は希望です。私たちが今、闇のような人生を歩んでいるとしても、クリスマスの光であるイエス・キリストを見るならば、確かな希望が与えられます。なぜならイエス・キリストは、私たちを闇の中から光へと導き出してくださる救い主だからです。

 あの日、冷えきった体で深夜に家に帰り、ちょうど仮住まいでお風呂がなかったのですが、お湯で体を温めたことも忘れられません。イエス・キリストと出会うと、光の中で、冷えきった体を温めていただけるのです。


 ( PBA制作「世の光」 2024.12.23放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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■We Are Servant Leaders / 鬼無宣寿

2024年12月28日 | Weblog

2024/12/21放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 鬼無宣寿で。
 ♪ アイム ドリーミング オブ ア ホワイト クリスマス 
 有名な「ホワイト クリスマス」という曲です。

 第二次世界大戦下、この曲は大ヒットしました。理由は、戦場にいる兵士たちが家族で過ごす暖かいクリスマスを夢見たから、と言われています。

 この曲の中で、「クリスマス・カードを書いた」という歌詞が出てきます。
 ところで、初めてクリスマス・カードが贈られたのはいつでしょう? 諸説ありますが、1843年、イギリスで配られた、という話があります。
 そのクリスマス・カードには、子どもを抱くお母さんの背中に毛布を掛ける絵、そして食事を分け合っている絵が書かれてある、とか。
 当時のクリスマスは寒い中、衣服に困っている人、食事に困っている人に手を差し伸べる時であったことが分かります。

 なぜ彼らはクリスマスにこのようなことを行っていたのでしょう。それはきっと、神様が不完全な私たちを無条件に愛してくださったことを知ったから。
 その神からのギフト、イエス・キリストを受け取った。だから私たちもクリスマスには苦しんでいる人に手を差し伸べよう、と思ったのではないでしょうか。

 次の曲は We Are Servant Leaders 、日本語で 「私たちはサーバント・リーダー」というオリジナル・ソングです。
 私たちも神様の愛を示す一つの光として輝きたいですねぇ。

 

 ( PBA制作「世の光」 2024.12.21放送でのお話しより )


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■God So Loved The World / 鬼無宣寿

2024年12月27日 | Weblog

2024/12/20放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 鬼無宣寿です。
 今日はみなさんと Love・愛 について一緒に考えたいと思います。

 「大丈夫?」と心配してくれるとき、愛を感じます。相手が家族や親しい友人であれば、自分から声をかけることもあります。でも、知らない人にはどうでしょう。

 以前、仕事場へ向かって歩いていると、道端に男性が一人寝ていました。
 「大丈夫ですか?」と声をかけようと思いました。でも、「話が長引くと仕事に間に合わないな」という思いが勝ち、男性の前を通り過ぎてしまいました。
 後に、もしも自分の家族だったら間違いなく立ち止まって声をかけていただろうと後悔しました。家族だったらという条件つきなら愛せるのに、見知らぬ人は愛せない自分に気がついたのです。

 ところが、聖書に登場する神の愛は違いました。神の愛は私が何かをしたから、良い人間だから、という条件付きではありませんでした。私がまだ自己中心に、好き勝手に歩んでいた時すでに、「のぶひさ大丈夫か?」と私を愛してくれていた。その声に耳を傾けようとしなかったのは私の方なのに。にも関わらず罪の罰を、背負う必要のない神が身代わりに背負うため、イエスをこの地に送られた。神の愛が地上に降りてきた。それがクリスマスの意味だったのです。

 次の曲“God So Loved The World”「神はとても世を愛された」お聴きください。

♪For God so loved the world
 That He gave His only begotten Son,
 That whoever believes in Him
 Should not perish,
 But have eternal life.

 ( PBA制作「世の光」 2024.12.20放送でのお話しより )


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■O little town of Bethlehem / 鬼無宣寿

2024年12月26日 | Weblog

2024/12/19放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 鬼無宣寿(きなし・のぶひさ)です。
 クリスマスはイエス・キリストがこの地上に来られたことをお祝いする時です。
 では、なぜイエスはこの世に来られる必要があったのでしょう?

 新約聖書テモテへの手紙第一1章15節には、イエスがこの世に来られた理由について、こう語ります。

 「キリスト・イエスは罪人を救うために世に来られた」

 「罪人を救うために」と言われても、正直私は極悪人じゃないし、ま、そこそこ普通な人間だと思っていました。
 ところが聖書で罪とは「的外れ」という意味があるようです。本来の的、それは神様の方を向き、神様が何を望まれるのかを考えて生きること。
 一方、的外れな生き方は、神様に背を向け、自分の思うまま好き勝手に生きることです。それが「罪だ」と聖書で言うのです。

 小説家の三浦綾子さんはこう言いました。

 「私たちの罪は、自分が罪人でありながら、何としても罪人だと思えぬところにあるのではないか」

 罪などなくそこそこ普通な人間だと思っていた私は、なんだぁ的外れな罪人じゃないかぁと驚きました。そんな私のような罪人を救うためにイエスはこの世に来られたんですね。

 その的外れな“Sin”「罪」に満ちた闇に光が差し込む様子をイメージしながらクリスマスソング“O little town of Bethlehem”「静かに眠れるベツレヘムよ」(教会福音讃美歌75番、旧聖歌124番) お聴きください。

♪ O little town of Bethlehem,
  how still we see thee lie!
  Above thy deep and dreamless sleep
  the silent stars go by.
  Yet in thy dark streets shineth
  the everlasting light;
  the hopes and fears of all the years
  are met in thee tonight.


 ( PBA制作「世の光」 2024.12.19放送でのお話しより )


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■The First Noel / 鬼無宣寿

2024年12月25日 | Weblog

2024/12/18放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 鬼無宣寿(きなし・のぶひさ)です。

 クリスマスはイエスがこの地上が来られたことをお祝いする時です。
 では、世界で初めてのクリスマスが伝えられたのは、いったい誰にだったのでしょうか?

 それは羊飼いでした。羊飼いは羊を放牧し、草や水飲み場へ導く人たちです。野宿をしながら生活し、毎日お風呂に入ることもできなかったでしょう。羊たちは安全な柵の中にいるとは限らず、夜には獣が狙ってきます。羊を守るために夜通し見張りをし、ときには獣と闘うこともありました。

 そんな羊飼いたちが羊の夜番をしているとき、御使いが現れて、こう告げたそうです。新約聖書ルカの福音書2章11節

 「あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです」

 ところで当時、情報を一早く大勢の人に伝えるにはどうしたら良いでしょう? きっと権力者や有力者が「キリストが生まれたぁ!」と、お触れを出すことではないでしょうか。まぁ人間の頭ではそう考えてしまいます。
 ところが神様は、羊飼いという人たちに目を留め、初めてのクリスマスを伝えたのです。そして今、世界中の人がクリスマスを知っている。不思議なことだと思いませんか?

 クリスマスソング、“The First Noel”(※最初のクリスマス・キャロル) 「牧人羊を」。お聴きください。
 
♪The first Noel the angels did say
 Was to certain poor shepherds in fields as they lay
 In fields where they lay keeping their sheep
 On a cold winter’s night that was so deep
 Noel, Noel, Noel, Noel
 Born is the King of Israel

   https://www.youtube.com/watch?v=Ut9__OXImYQ

 ( PBA制作「世の光」 2024.12.18放送でのお話しより )


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■Joy to the World / 鬼無宣寿

2024年12月24日 | Weblog

2024/12/17放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? シンガー・ソングライターの鬼無宣寿(きなし・のぶひさ)です。

 今日はみなさんと一緒に、「The Lord is come 主は来られた」について一緒に考えたいと思います。

 「クリスマスってイエス・キリストの誕生日を祝っているんでしょ?」 そんな声をたまに耳にします。
 実は、クリスマスはイエスの誕生日ではありません。細かいことばの違いですが、イエスが「降誕」したことをお祝いするシーズンなのです。降誕とは、降りて誕生という漢字ですね。
 神なのに、神が人となって肉体を持ちこの世に降りてきてくださった。それゆえ、世界中の人がそのことを思いお祝いする。それが12月25日のクリスマスです。
 
 しかもこれはただ事じゃないんです。
 有名なクリスマスソング “Joy to the world”日本語のタイトル「もろびとこぞりて」
 その歌詞を読むと、お祝いするのは人だけではないようです。

 天も地もすべて、大地も水も、岩も丘も喜びの歌声をあげよ、と歌っているんですね。
イエスが来られたことを喜ぶのは、私たち人だけではなく全宇宙の存在すべてが喜び歌う、ただ事じゃやないことなんです。

 では、神が来られたそのクリスマスの出来事を、すべてが喜んでいる様子をイメージしながら“Joy To The World”をお聴きください。

 ♪Joy to the world the Lord is come
  Let earth receive her King
  Let every heart prepare Him room
  Let heaven and nature sing, Let heaven and nature sing,
  Let heaven and heaven and nature sing.
  Joy to the world the Lord is come!


 ( PBA制作「世の光」 2024.12.17放送でのお話しより )


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■He'll take the pain away / 鬼無宣寿

2024年12月23日 | Weblog

2024/12/16放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? シンガー・ソングライターの鬼無宣寿(のぶひさ)です。今日から一週間、担当させていただきます。

 私は現在、ゴスペルという音楽を歌ったり指導したりしています。ゴスペルとは、もともと音楽と関係のないことばで、聖書の「福音:良い知らせ」という意味です。例えばヨハネの福音書は、The Gospel of Johnと言います。
 一方でゴスペルと聞くと、映画『天使にラブソングを』のように楽しく歌っている音楽をイメージされる方もおられるのではないでしょうか。

 私がゴスペル音楽に出会ったのは高校生の時。CDレンタルショップで「ゴスペル」ということばに目が留まリました。「ゴスペル? なんだろう?」
 早速、家で聴いてみるとどうでしょう、心の奥深くを殴られたような感じがして涙が止まらなくなったんです。今思うと、本当は正しく生きたいのにそうできない自分の情けなさが溢れてたのかもしれません。親に嘘をついたり、友だちを殴ったり、・・・。高校生まで犯して来た数々の自分の罪が示された、そんな体験でした。

 その後、大阪の大学を卒業し、上京して音楽家を目指すことに決めました。単身、上京してから日雇い生活の毎日。忙しくて思うように音楽の時間が取れません。ある時、仕事から帰って疲れ果て、小さなバスタブに浸かって、こう思いました。 「自分の選択は間違ってた」
 そして、高校生の時に感じたあの罪の意識がまた押し寄せてきたのです。「自分は好き勝手生きてきた。色んな人に迷惑をかけてきた。もし神がおられるなら、間違いなく自分は裁きの対象だなぁ」と。
 その時、力強く歌うゴスペルの歌詞は私にこう語りかけてくれました。

 “He'll take the pain away”『イエスはあなたの痛みを取り除く』(※カーク・フランクリンの曲) 
 
 ゴスペルの背後にある聖書を知りたいと思い、教会で聖書を学び、クリスチャンになりました。

 今私は、力づけてくれたこのゴスペルのことばを同じような境遇の人にも知らせたいのです。
 明日からクリスマスにちなんだ曲のお話と歌をご紹介します。


 ( PBA制作「世の光」 2024.12.16放送でのお話しより )


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■シメオンの賛歌 / 中山信児

2024年12月21日 | Weblog

2024/12/14放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 川崎にある菅生(すがお)キリスト教会の牧師、中山信児です。
 今週は、新約聖書ルカの福音書に記された、神をたたえる賛歌をご紹介しています。今日は「シメオンの賛歌」 です。

 イエス・キリストがお生まれになった頃、エルサレムにシメオンという名の信仰深い老人がいました。聖書にはシメオンについて不思議なことが書かれています。彼は「救い主キリストを見るまでは決して死ぬことはないと、神の聖霊によって約束されていた」と言うのです。

 そんなシメオンがある日、神の聖霊に導かれて神殿に行くと、そこにマリアとヨセフが生まれたばかりの幼子イエスを連れて入ってきました。

 シメオンは幼子イエスを腕に抱いて神をほめたたえ、
 「主よ。今こそあなたは、おことばどおり、しもべを安らかに去らせてくださいます」と歌いました。

 シメオンは神を信じていましたから、死ぬことに対する恐れはなかったでしょう。永遠のいのちと天国の希望を持っていましたから、もし、救い主を見ることがなかったとしても、彼は平安に地上の生涯を終えたことでしょう。
 ただ彼は、ローマ帝国の圧政下で神を見失って苦しんでいるイスラエルの同胞が慰められることを強く願っていました。
シメオンは、今自分の腕の中にいる幼子イエスこそ、ご自分の民を解放し救ってくださる救い主であると信じて、願いが叶ったことを確信したのです。
 そして、「私の目があなたの御救いを見たからです。あなたが万民の前に備えられた救いを。異邦人を照らす啓示の光、御民イスラエルの栄光を」と歌いました。
 この救いはイスラエルだけにとどまるものではありません。救い主イエス・キリストこそ、異邦人つまりイスラエル人でないすべての人々をも照らして救うまことの光です。

 皆様の上に神様の祝福が豊かにありますように。


 ( PBA制作「世の光」 2024.12.14放送でのお話しより )


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■天の軍勢の賛美 / 中山信児

2024年12月20日 | Weblog

2024/12/13放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 川崎にある菅生(すがお)キリスト教会の牧師の中山信児です。
 今週は、新約聖書ルカの福音書に記された、神をたたえる賛歌をご紹介しています。
 今日は、天の軍勢の賛美のお話しです。


 日本の教会でもクリスマスの時期によく歌われる「荒野の果てに」という讃美歌があります。「グロリア・イン・エクセルシス・デオ」という繰り返しがとても印象的な讃美歌です。

 ラテン語で「グロリア」は「栄光」、「イン・エクセルシス」は「いと高き所で」、「デオ」は「神に」という意味です。続けて訳すと「いと高き所で、栄光が神にあるように」 という、御使いの歌った賛美のことばになります。

 御使いはイエス・キリストがお生まれになったその夜、夜通し羊の番をしていた貧しい羊飼いのところに現れ、彼らに天の歌声と輝きを届けてくれました。
 天の軍勢は続けて、「地の上で、平和が みこころにかなう人々にあるように」と歌いました。

 救い主イエス・キリストのお生まれは、およそ2000年前、ベツレヘムという小さな町で起こった出来事です。けれどもこの出来事は、天では神の栄光を現し、地の上では神のみこころを求める人々に本当の平和をもたらすほどの大きな出来事でした。

 世界を見渡すと今も平和とは程遠い状態が続いています。世界中で戦火は絶えません。私たちの身近にも、平和のない心を抱え、傷つき悩んでいる人たちがたくさんおられます。
 けれども、救い主イエス様がお生まれになったあの夜、羊飼いたちに届いた天の歌声と輝きは、神の愛と共にあなたにも届けられているのです。

 いと高き所で、栄光が神にありますように
 地の上で、平和が みこころにかなう人々にありますように

 皆様の上に神様の祝福が豊かにありますように。


 ( PBA制作「世の光」 2024.12.13放送でのお話しより )


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