♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■感謝の心を持つ

2010年06月25日 | Weblog
2010/6/25放送

 世の光の時間です。 お変わりありませんか? 岩井基雄です。 

 バイオリニスト千住真里子さんを御存知の方は多いでしょうね。 2歳の時からバイオリンを弾き始めた彼女は10歳で全日本学生コンクール小学生の部で優勝。 12歳でプロデビュー。 15歳で日本音楽コンクールバイオリンの部門で第一位、と素晴しい成績を納め、天才少女と呼ばれました。 しかし彼女は思春期を迎え、心と身体のバランスが危うくなり、ついに重荷を背負うことができなくなり、バイオリンと数年決別したことがあるそうです。

 苦しみの中で自分と向き合い、少しずつ心に穏やかさが戻ってきたある日、真里子さんはホスピスの患者さんのためにバイオリンを弾くことになりました。 プロのバイオリニストとしてではなく、あくまでも一人の人間としてのボランティアです。 彼女はそこで予想以上に弾けなくなっている自分に驚き、不安と後悔と苛立ちを覚えます。

 しかしそんな心の痛みを和らげたのは、死を間近に見つめている患者さんたちだったのです。 患者さんたちはとても熱心に彼女の演奏に耳を傾けたのです。() その時の感謝の気持ちが真里子さんに再起を決意する大きなきっかけとなり、演奏活動を続けることができているのだそうです。 小さなことを感謝して受けとめること、それは何と素晴しい力を人間に与えるのでしょうか。 

 聖書はこう語っています。 
 「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。 そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」 ピリピ人への手紙4章6節、7節

 どんな場合でも小さなことに感謝し、心の中にある心配事や思い煩いを神様に委ねる歩みは素晴しい歩みへと繋がります。 あなたの思いをはるかに超えた神様の平安があなたの心を守り導くのです。 あなたも人生を歩む中で、行き詰まる事や悩む事、思い煩う事があるかもしれません。 しかし神様にすべての願いや心配事を知っていただき、小さな感謝を探してみませんか? 本当の平安があなたを包むのです。 

 それではまた聴いてください。

   (PBA制作「世の光」2010.6.25放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しく
はPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。
日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。
予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。
問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

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