2024/06/24放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日は「人を生かすのは霊である」という題でお話ししましょう。イエス様は「人を生かすのはパンでもある」とも語りました。しかし、今日の箇所で「人を生かすのはパンだけではなく、霊である」と語られました。「人を生かすのは霊のことばである」と言い換えてもいいでしょうか。ヨハネの福音書6章60節からです。
さて、これまでイエス様がユダヤ人に語られたことばは、イエス様がガリラヤ湖畔のカペナウムの会堂で教えられたものです。ユダヤ人たちは安息日ごとに地域の会堂に集まり、神礼拝をして旧約聖書からの朗読と教えを聞いていました。しかし、この日のイエス様のことばと教えは、人々をつまずかせたのです。特に今までイエス様に従ってきた弟子たちのうちの多くの者は、イエス様の教えを聞いて言いました。「これは、ひどいことばだ。誰がそんなことを聞いていられようか」とブツブツつぶやいたのです。
イエス様は彼らのつぶやきの内容を見破って彼らに言われました。「わたしのことばがあなたがたのつまずきになるのか。それでは、もし人の子が前にいた所に上るのを見たら、どうなるのか。」 イエス様が十字架の死の後、三日目に復活されます。そして40日の間、自分の弟子たちに現われて、前にいた所、天の神様の元へ昇って行かれるのです。すなわち、人の子であるイエス様の復活と昇天の予告でした。
復活と昇天の出来事は、イエス様のことば・教え以上の出来事ではなかったでしょうか。イエス様のことばを信じることのできない人は、現実の出来事は信じることはできないのでしょう。
ですからイエス様はこう言われたのです。「人を生かすのは霊であって、肉はなんの役にも立たない。わたしがあなたがたに話したことばは霊であり、またいのちである。」
私たちの身体と心と霊を生かすものは、神の霊と結びついたことばだ、と言っているのです。
肉のパンでは私たちの心と霊は養われることがありません。神のひとり子イエス・キリストのことばは、霊であり、私たちのいのちの源なのです。私たちの人生を生かす神様のことばです。
「人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つのことばによって生きるものである」とイエス様は教えられたのではないでしょうか。
( PBA制作「世の光」 2024.6.24放送でのお話しより )
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