2020/7/6放送
世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。
第一月曜日の今日は詩篇116篇の前半から、苦難の中での祈りに心を留めてみましょう。
この詩篇は、死の不安や絶望的な苦悩から救い出された作者の感謝の歌です。詩人の苦しみは重い病だっようです。病は私たちの身体だけではなく、心にも生活にも大きな影響を与えますねえ。この詩篇作者は重い病の中で神の祈りを忘れませんでした。困難の中でこそ神に信頼して祈ったのです。苦悩の呻きの中で神に向かう祈りの特権は私たち全てに与えられているのです。今日の詩篇をお読みします。
死の綱が私を取り巻き よみの恐怖が私を襲い 私は苦しみと悲しみの中にあった。
そのとき 私は【主】の御名を呼び求めた。
「【主】よ どうか私のいのちを助け出してください。」
【主】は情け深く 正しい。 まことに 私たちの神はあわれみ深い。
【主】は浅はかな者をも守られる。 私がおとしめられたとき 私を救ってくださった。
旧約聖書 116篇 3節から6節
作者は死の綱やよみの恐怖が自分を襲う深い苦しみと悲しみのただ中で、神に信頼して祈り、そして神よりの不思議な助けと癒しを経験しました。深い悲しみの中で主の憐れみの深みを経験し、主の力強い守りを経験したのです。神様は私たちが病や悲しみ、呻きや痛みを通ることを敢えて許され、チャレンジとして与えられます。しかしその全てが神の愛に基づいた「招き」であることを忘れてはなりません。神は愛の御手をもって私たちを支え、招き続けているのです。この作者はそのことを覚えつつ、自らにも「主の元に行くように」と語りかけ、こう続けています。
私のたましいよ おまえの全きいこいに戻れ。
【主】が おまえに良くしてくださったのだから。
まことに あなたは 私のたましいを死から 私の目を涙から
私の足をつまずきから救い出してくださいました。
詩篇116篇 7節から8節
私たちも今の状況中にある神の愛の招きに応じて、神が用意してくださっている魂の憩い、涙を拭い救い出してくださる主の助けを受けるべく神のもとに行きたいと思います。
(PBA制作「世の光」 2020.7.6放送でのお話より )
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