2024/05/25放送
「世の光」の時間です。神奈川県海老名市にあるグレースガーデンチャーチの牧師、阿部頼義です。今週は聖書の詩篇からメッセージをお届けしています。今日はまず旧約聖書 詩篇23編6節をお読みします。
「まことに 私のいのちの日の限り いつくしみと恵みが 私を追って来るでしょう。
私はいつまでも 主の家に住まいます。」
この詩篇23編は聖書の中でも特に有名で、世界中で愛されていることばの一つです。なぜなら、どんなに辛いことがあってもイエス・キリストが羊飼いのように私たちを守り導いてくださるという信仰が表されているからです。
今日ご紹介することばはこの詩の最後の部分です。そこには「主の家に住まいます」という表現があります。これは神様が招いてくださる場所で、その恵みをいただくという意味があります。つまり、神様がおられるところにこそ本当の祝福があるんだという信仰を表しているのです。
この詩の作者とされるダビデは古代イスラエルの王様として立派な宮殿に住んでいました。しかし、彼は自分の家には本当の平安を見出すことができなかったのです。彼の人生は一見すると成功したかのように見えましたが、実際は多くの失敗をし落胆することがあったのです。時には実の息子に王座を狙われ、家から追われ、逃避行をしなければいけないこともありました。
しかしダビデはそのように家から追われるという挫折と落胆の中で大切なことに気づきました。どんなに成功し素晴らしい家に住むよりも、神様がともにいてくださることを知る方が自分の心を満たすということでした。だから神の家に住み神とともに生きて行きたいと願ったのです。
皆さんは人生に落胆することはありますか? 長い人生の中では願いがかなえられなかったり、自信を失ったりするようなことがあるかも知れません。
しかし神様はあなたが欲しいと願うものを与えることはないかもしれませんが、あなたに必要なものを与えてくださる恵み深い方なのです。
皆さんも神様に信頼し、神様の恵みが溢れる家に住んでみませんか?
( PBA制作「世の光」 2024.5.25放送でのお話しより )
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