世の光の時間です。 いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。
さて、私たちは毎日、「精一杯生きたい」と願いながら、かえって不安や心配事を抱えています。 それで今日は逆に考えてみようと思います。
ラテン語で「メメント・モリ」ということばがありますが、このことばは、「死を心に刻む」、そういった意味のことばです。 つまり死を心に刻みながら、生きる道を考えてみようと思います。
もう15、6年前になりますが、ある県立癌センターに一人の青年陶芸家をお見舞いした事があります。 20分くらいの短い時間だったと思いますが、聖書のお話しをして一冊の詩集を差し上げて別れました。 その後その方からこんな手紙を頂きました。
頂いた水野源三の『こんな美しい朝に』を今少しずつ読んでいる所です。 私自身、自分の身に降り掛かった不幸のことで落ち込んでいたんですが、瞬(まばた)きだけで詩を書いていた人がいた、ということを初めて知り、自分も頑張ろうと思い、良い励みになりました。 それと同時に、人間一人ひとりなんて弱い者だということにようやく気がついてきました。 心が穏やかで平穏でいられるなら何か心の拠り所があってもいいのではないか、と思い始めました。 ありがとうございます。
この後この方は島根の郷里に帰ってしばらく静養されましたが、残念ながら亡くなられました。 でも御家族によれば彼はキリストに希望を抱いて一日一日を精一杯生きたということでした。
彼の希望となったイエス・キリストの死は死で終わるものではありませんでした。 キリストは十字架の上で死なれましたが、それによって私たちに永遠のいのちをもたらしてくださったのです。 キリストの死はいのちでした。
キリストの弟子パウロはこう言いました。 「いつでもイエスの死をこの身に帯びていますが、それは、イエスのいのちが私たちの身において明らかに示されるためです。」 新約聖書 コリント人への手紙第二 4章10節
メメント・モリ。 毎日キリストの十字架の死を心に刻むことが、あなたに生きる喜びを湧きあがらせるのです。 あなたがこのキリストの十字架の死を心に刻んで生きるなら、きっと思い煩いから解放されることでしょう。
( PBA制作「世の光」2008.8.30放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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