2023/3/8放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井誠です。
今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は「知恵のある子」と題してメッセージをいたします。
箴言13章1節から
「知恵のある子は父の訓戒を聞き、嘲(あざけ)る者は叱責を聞かない。」
これまで箴言の著者は、知恵ある者や愚か者の差や、その特徴を繰り返し語り、読者に人間としてどのように人生を歩むべきかを示してきました。13章は一見同じような繰り返しに見えるところもありますが、新しい話題が加えられています。順に見てまいりましょう。
まず今日とりあげた箇所ですが、知恵のある者は親の忠告に耳を傾けますが、愚かな子はそれを蔑むだけです。「ああいえばこういう」と一々口答えをして親の顔を潰してしまうのです。素直に耳を傾ければ賢くなるのでしょうが、決して忠告に耳を傾けない、そのようなとっても残念な子、あるいは残念な部下はいるものでしょう。なぜかなあと思いますが、そのような状況と言うのは現実問題としてよくあるものです。
そこで箴言の著者は言います。
知恵ある人の助言に素直に耳を傾けることは泉の水を飲むようなものだ、と。
なぜなら、元気になって先の見通しを得ることができるからです。そして、社会のあちこちにある落とし穴に気づかされ、物事に慎重になることができます。
ですから、知恵ある人はよく先を見て動くし、誰と一緒に行動すべきかも知っています。
しかし愚かな人はそうではありません。愚かな人は愚かな自慢話をただ人に聞かせるだけ。自分の時間のみならず人の時間をも浪費するのです。
そのような意味では、どのような人の側(そば)にいるべきかをよく考えたいところです。知恵ある人の側にいれば、知恵ある人になります。しかし、愚かな人の側にいれば、その害を受けるのみです。
聖書のことばに耳を傾けて損はありません。
では、今日もよき一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2023.3.8放送でのお話しより )
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