世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日は聖書の中の創世記18章23節から読んでみましょう。
アブラハムは近づいて申し上げた。「あなたはほんとうに、正しい者を、悪い者といっしょに滅ぼし尽くされるのですか。」
先日、旧約聖書の哀歌という書を読みました。そこにこんなことばがありました。
夜の間、夜の見張りが立つころから、立って大声で叫び、あなたの心を水のように、主の前に注ぎ出せ。主に向かって手を差し上げ、あなたの幼子たちのために祈れ。彼らは、あらゆる街頭で、飢えのために弱り果てている。(哀歌 2章19節)
このことばを読みながら、バンコクに出張した時のことを思い出しました。夜、街を歩きましたら、路上に、ほぼ十メートル間隔に子どもたちが寝転がっています。小銭の入ったと空き缶を小脇に抱え、ぐっすり眠りこけているのです。何とも痛ましい思いがしました。それから一ヶ月後、哀歌を読みながら、そんな記憶も薄れかけていて祈りのない自分を改めて思わされました。「あなたの幼子たちのために祈れ。彼らは、あらゆる街頭で、飢えのために弱り果てている。」と、聖書には語られています。街頭で弱り果てている子どもたちを見ながら、社会正義のなさに憤りはしても、神に祈り、祈り続けられない、神の前に本当に不十分な自分というものを思わされました。必要のある子どもたちのために祈る大切さを改めて思わされたことです。
ここで、アブラハムは神に近づいて申し上げたとあります。神がソドムという町の腐敗と邪悪さを御覧になり、これを滅ぼそうとした時に、アブラハムという人物は神ににじり寄って、町を滅ぼさないでください、と執りなしの祈りを捧げるのです。そこに十人でも正しい人がいたら滅ぼさないでください、と。このように神に執り成す祈り手が今の時代にも求められているのではないでしょうか。
しかし実は、あなたのために天で執りなしておられるイエス・キリストという方がいます。ぜひこのイエス様をあなたに知っていただきたいいと思います。
( PBA制作「世の光」2008.1.31放送でのお話しより)
******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
***
このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblical.jp
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。
******
東海福音放送協力会へのお問い合わせは、
464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10
自由ケ丘キリスト教会内
電話052-762-2196 へ