世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
今日は、友情について考えてみたいと思います。ま、友達のことは考えることはあっても、「友情とは」って、あまり考えないのではないでしょうか。また、友達欲しいけど、どうしたら作れるかな?、と悩む人も少なくないのではないでしょうか。ですから、良い友を得、長く友情を培うために「友情って何だろう?」と考えてみることも必要なことではないでしょうか。
アメリカのシカゴにあるロヨラ(?)大学の心理学教授ユージン・ケネディさんは、真の友情についてこんなふうに言っています。「スポーツ、娯楽など何かを一緒にしなければ共にいることができないという相手は真の友人ではない。本物の友情のテストは、相手の人と何もしないで共にいることができるか、ということである。つまり、まったく平凡な時間を何ということなく共にいることができるか、ということである。」って言うんです。「平凡な時間を何ということなく共に」楽しむっていうの、簡単なようでなかなか出来にくいことではないでしょうか。
普通、夫婦やまた親子の間でも、必要な時だけことばを交わすってことが多いのではないでしょうか。ですから時々、不幸なことが起こります。親が子どもを、子どもが親を殺してしまう。ま、そんな時よく、近所の人のことばとして聞きます。「あの親子、よく一緒にキャッチボールなどして仲良さそうだったのに・・・」って。不思議な気がしますけど、実はキャッチボールをするとか何かを一緒にやるというのは、そこに友情あるいは心の通いあいがあるってこととは別なんですねえ。
イエス・キリストは言いました。「友情とは愛である」 ヨハネの福音書15章の13、14節にこんなふうにあります。「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。わたしがあなたがたに命じることをあなたがたが行なうなら、あなたがたはわたしの友です。」 友情とは何をしなくとも一緒にいることができると共に、いざという時には本当に頼りになる、命を懸けても一緒にいてくれる、犠牲を払ってでも決して見捨てない、というのです。
実は、イエス・キリストが十字架の上で私たち一人一人の罪の身代わりになって死んで、よみがえって、信ずる者の心の中に共にいてくださる。ここに本当の友情があるというのです。あなたもぜひ味わってみてください。
(PBA制作「世の光」2007.08.31放送でのお話しより )
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