世の光の時間です。お元気でしょうか? 羽鳥 明です。さあ今日の世の光はまず皆さまからのお便りの紹介です。長野県小布施町にお住まいの原たけしさんから戴きました。詩です。
「ふりかえってみて」
愛ですと
愛でしたと ふりかえってみて
今日あることへの感謝
・・・原さんはいつも短い短い詩のお便り、ありがとうございます。
さ、今日の神の知恵のことばです。旧約聖書箴言は知恵の書と呼ばれています。今日はその箴言の27章の21節です。
「るつぼは銀のため、炉は金のためにあるように、他人の称賛によって人はためされる。」
困難も試練も人生を試すテストですが、人から誉められる時も私たちの人生は試されますね。成功して人に誉められる時に、私たちはのぼせ上がって天狗の鼻高々となって威張ったり、誇ったり、人を見下したりする。これは人生の負けですね。
昔、栃木県の山奥の足尾銅山に行って銅の精錬を見てきました。鉱石が掘り出され、何千度という炉に投げ込まれ、純銅が出てくる。人も暗闇、嵐、大地震といった人生の困難を通されて純金にも純銀にも純銅にもなるんでねえ。しかし気がつかないでいる人が多いかもしれませんが、他人から称賛され誉められる時もまた人生が試されることなんですねえ。
パウロは聖書の中でこう言いました。「だれでも、思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおのおのに分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなさい。」(ローマ人への手紙 12章3節)
「俺は頭がいい。」「私は美人だ。」「俺には実力がある。」と誇りますが、誰があなたをそのようにお造りになったのでしょうか。神様ではないですか。多く与えられた者は、それだけ責任も重いのです。
神の知恵のことば。
「るつぼは銀のため、炉は金のためにあるように、他人の称賛によって人はためされる。」
箴言の27章21節のことばです。
それではまた聞いてください。
(PBA制作「世の光」2006.05.31放送でのお話しより)
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