世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。
今日は始めに、旧約聖書伝道者の書8章12節をお読みしましょう。
「罪人が、百度悪事を犯しても、長生きしている。しかし私は、神を恐れる者も、神を敬って、しあわせであることを知っている。」
聖書が語っているのは、悪人が栄えているのを見て羨ましく思うな、そこに幸せはない。むしろ神を信頼している人こそが幸せなんだ、ということです。
先日、71歳のお独り暮らしだった婦人のお葬式をしました。この方の人生は辛いものでした。名門のお寺に嫁ぎました。けれども立派な仏教徒であった舅(しゅうと)が亡くなってしばらくして夫が女性問題を起こし、そうしたストレスが重なって病気になると、離縁されてしまったんです。理不尽です。そうじゃないのに、と刃物で壁を刺し続ける日々。悔しい毎日だったそうです。そんな折、昔いとこがキリスト教会に行って洗礼を受けたことを思い出し、教会へ行きました。その時、牧師さんから聞いた「神は愛です。」(ヨハネの手紙第一 4章8、16節)ということばが心に突き刺さりました。と同時に、こんな辛い人生を与える神様が愛だなんて、到底信じられませんでした。けれども、やがて分かりました。みんなから見捨てられた私のために、しかも殺意さえ抱く罪深い私のために身代わりとなって十字架にかかり、死んでくださったイエス・キリスト様を通して、神は愛です、ということが身に滲みて分かりました。それでクリスチャンになりました。ここ数年間は、リュウマチ、その治療の副作用で痛み苦しみ、入退院を繰り返しました。ところが病室に見舞うと、聖書を読み、お祈りをし、讃美歌を歌います。するとそこはたちまち小さな花園になりました。
この方の一生は、誰の目にも不幸せに映りました。しかしこの方は「聖書が言う幸せ」を知っている人でした。神を信頼する人を神は見捨てることはないからです。あなたも今日、この愛の神を信頼し、本当の幸せを知ってください。
( PBA制作「世の光」2008.5.31放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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(自由ケ丘キリスト教会内)