世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道(のぶみち)です。
あのう、『出家とその弟子』(倉田 百三著)という本がありますよねえ。で、とかくどうでしょうかねえ宗教というものを信仰の世界というのは、そういう「出家」ということばに象徴されるようにですねえ、家族から切り離されて、まあ家を出て、自分一人が信仰する ・・・ 神と要するに自分との関係、これが一番大切なのだ、という。もちろんそのことは大切なんですけれども。あのう聖書を見ますとですね、個人こじんがイエス様を信じてその人が新しく生まれ変わる、新しい人生を歩み出す、というそういうようなことが当然基本になってはいるんですけれども、それだけで必ずしも終わる訳ではなくって、その人の上に与えられた祝福とか恵みとか救いとか言うのが家族にも及ぶという、そういう考え方、そういう教えが聖書の中にはあるんですね。
で、たまたま五月は子どもの日があって、そして母の日があって、そして六月は父の日があって、そういう家族のことについての特別なイベントが続いた訳で、みんな家族を大切にしていこう、家族は大切だ、ということを表していると思うんですけれども。最近はどうでしょうねえ、本当に家族または家庭という中にいろんな思いもかけないような悲しい出来事が次々起こっていくというふうなことがあって、まさに家庭や家族の崩壊が日本の社会の中に始まっているのではないかという、まあそういうことが言われて久しい訳ですけれどもねえ。
で、聖書を見ますならば「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」(使徒の働き16章31節)ということばがあってですね、その人がイエス様を信ずることによって救われたということは、その祝福が家族にも及ぶようになる、ということ。ザアカイという札付きの罪人と言われていた人が救われる時に、イエス様は「救がこの家に来た」(ルカの福音書 19章9節 口語訳聖書)というふうにおっしゃいました。ただ本人だけではなくって、その人がイエス様を信ずることによって救いはその家庭に及ぶのだ、ということですねえ。そういう意味で本当に家族の祝福をいただくことができる。それが聖書が教える救いということの内容だということを知っていただきたいと思うんですねえ。
( PBA制作「世の光」2008.6.30放送でのお話しより)
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