世の光の時間です。お元気でしょうか。羽鳥 明です。
さ、今日の世の光は、皆様からお寄せいただく、「心に残る聖書のことば」の御紹介です。
徳島県脇町にお住まいの、なるみやすたかさんは、新約聖書マルコの福音書9章23節24節のことばをお寄せくださいました。
するとイエスは言われた。「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」するとすぐに、その子の父は叫んで言った。「信じます。不信仰な私をお助けください。」
今から八年程前のことです。知り合いの人に誘われて教会に通い出して八ケ月ほど経った時の事でした。私はある事で親と喧嘩をして家出をし、一時期教会で泊めていただいておりました。教会の牧師である岩井先生から、「なるみさん、洗礼を受けませんか」と勧められました。私は言いました。「私が親と喧嘩になった訳は、私が教会に行くようになったという事がその原因なのです。今は一人、山の中かどこか静かな所で考えてみたいのです。せっかくですが、今洗礼を受けることはできません。」岩井先生は、「洗礼を受ければあなたは必ず救われます。」としきりに勧めます。私は思わず、「私もできるなら救われたいです。」と申し上げました。すると岩井先生は聖書のこの所を開いて、「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」とお話くださいました。実はこのイエス様のおことばのすぐ後に、「信じます。不信仰な私をお助けください。」との父親のことばがあったのです。私は信仰を告白して洗礼を受けました。その後、周りの環境も、事情も、少しも変わりません。私は苦しくなりました。でもある時から急に楽になり、すべてが楽しくなったのです。それ以来教会は本当に心の安らぐ楽しい所になりました。この素晴らしい神様に寄り頼みつつ歩むことができますことを心から、感謝しています。
なるみやすたかさんの心に残る聖書のことば。
「信じます。不信仰な私をお助けください。」 マルコの福音書9章24節のことばです。
それではまた聞いてください。
( PBA制作「世の光」2005.4.30放送でのお話しより )
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