2025/5/6放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? この一週間、皆さんと新約聖書のマタイの福音書を読み続けることができたことは感謝なことでした。
今日は「権威ある者」と題してメッセージをいたします。新約聖書マタイの福音書7章28、29節 をお読みします。
「イエスがこれらのことばを語り終えられると、群衆はその教えに驚いた。イエスが、彼らの律法学者たちのようにではなく、権威ある者として教えられたからである。」
イエスは、マタイの福音書の5章から7章に渡る「山上の説教」と呼ばれる教えを説かれました。それらは各章ごとに特徴のある教え方となっています。
たとえば5章は、当時「律法学者」と呼ばれた人々つまりユダヤ人の律法について専門的な教育訓練を受けた教師の教えに対する批判です。そして6章は、当時「パリサイ人」と呼ばれた敬虔な信徒集団の信仰実践に対する批判です。
最後の7章は、律法学者でもパリサイ人でもない、イエスの弟子はどうなのかというイエスの弟子の在り方を述べています。ですから、その教えの端々に「あなたがたは、律法学者にはこう教えられているだろうが、わたしの教えはこうである」という特徴的な言い回しが出てくるのです。
つまりイエスはただの教師ではなく、自分が世界の誰よりも権威がある者であるかのような教え方をされました。
ですから説教を聞き終わった群衆は、そのように語るイエスに驚かざるを得なかったのです。
今週私たちは心を打つイエスの金言を見てまいりました。大切なのは、それらを語るイエスの権威を認め、イエスを神の子として信仰を持って受け止めていくことです。イエスが語られたことを日常の生活に適用することです。
では、良い一日となりますように。皆様の生活の守りと祝福をお祈りしております。
( PBA制作「世の光」 2025.5.6放送でのお話しより )
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