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平成18年3月、加東郡3町(社町、滝野町、東条町)が合併し加東市が誕生しました。翌年4月、3町の商工会が合併して加東市商工会が誕生します。昭和35年に設立された社町商工会の46年の歴史をまとめたのが『社町商工会史』(127頁)です。
当時の小林勝弘会長は会史を編纂するにあたって、商工会の歩みだけではなく、その基盤にある社の歴史を記したものにしたいという思いをもたれ、商工会の通史のあとに「社の歴史と産業」の頁を挿入された。
執筆には吉田省三先生(社町史編纂委員)、國井法夫先生(社高校教諭)と私の3人が学識委員としてあたりました。
吉田先生が「Ⅰ 古代から近世の社」、國井先生が「Ⅱ 近代から現代にいたる社町域の産業」、そして私が「Ⅲ ア・ラ・カルト社町」を分担して執筆しました。
会史は平成19年3月に発刊され、社町商工会の幕が閉じられました。社町の産業史だけではなく、歴史や近代の社の町の歩みを知るうえで参考になる一冊です。
私が執筆した「ア・ラ・カルト社町」(p.78~86)で取り上げた項目は次の通りです。
1.半世紀前の商店街-懐かしい店の名
2.昭和初期の社市街の遠望
3.祭礼と太鼓屋台
4.田町にあった御大神宮さん
5.法連寺の道標
6.加東郡の郡役所
7.社警察署と裁判所
8.神姫バス営業所と三階交差点
9.加東米穀取引所
10.社の電気事業の歴史
11.昭和30年代はじめの社の航空写真
12.田町にあった二つの市場
13.社の義経伝説
14.明治館あたり
明治館 忠魂碑 石段と神橋
題字は井戸敏三知事。グラビアには佐保座(社銀座街)などの珍しい写真も掲載されています。
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