ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

新町と吉馬の盆踊り-伝統を守る地区住民の心意気

2019年08月24日 06時04分36秒 | Weblog
 

 23日(金)、午後、加東市内は激しい雨に見舞われました。盆踊りに開催が危ぶまれましたが、新町地区と吉馬地区の盆踊りは予定通り行われ、小雨が降るなか、地区の老若男女が踊りの輪で一つにつながりました。
 午後7時過ぎ、加古川の左岸、舟運の川港として栄えた新町の中央にある交流館前の広場には、櫓が設けられ、周囲にはおでんコーナーなどのテントが設けられ、親子連れの列ができて踊りの準備が出来上がっていました。夏休みはこの広場でラジオ体操が行われ、今年は盆踊りの練習もしたと聞きました。小雨が降るなかでしたが、加東よしよし音頭や炭鉱節を踊り、ゲストの兵庫教育大学のよさこい踊りグループの踊りも披露されました。去年は警報発令で中止になりましたが、今年はその分も踊るという心意気が伝わってくるようでした。
 新町から東へ車を走らせ、加東市吉馬に向かいました。やはり雨が降るなかでしたが、阿弥陀堂の前の広場では盆踊りが行われていました。櫓は組んでありましたが、太鼓は阿弥陀堂の中で叩かれていました。お堂は、吉馬開発の祖、高瀬吉兵衛翁の記念碑があります。また、お堂前の広場には北向き地蔵が祀られており、今日も灯りがつけられていました。地面は水が溜まり始めていましたが、「雨が降っても降らなくても汗で濡れるんや」と笑いながら、本降りになり始めるなか、もう一踊りと、加東よしよし音頭を踊って終わりました。「雨が降ってもやっぱりこのお堂の前で供養の踊りをせんと気がすまん」という地区の方の言葉に伝統を守る心意気がここでも伝わってきました。
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