ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

東条川疏水をボートで探検-11月3日に開催

2019年09月06日 05時54分43秒 | Weblog
 

 全国疏水百選に選ばれている東条川疏水。地域の貴重な宝物である疏水を次世代につないでいこうと取り組みを進めている東条川疏水ネットワーク博物館では、今年も11月3日(日)に、水路をボートで下る体験を開催する予定です。
 主催する兵庫県東播土地改良区では、小学生への出前授業や現地見学などを積極的に行っていますが、この疏水下りは年々人気が高まっています。安政池の畔を流れる幹線水路をゴムボートで下るもので、途中には疏水クイズなどの関門も用意されています。
 改良区の事務所(加東市社1489-1)玄関には疏水マップが展示され、ポイントを探すクイズコーナーも設けられています。疏水ポイントには、鴨川ダム、昭和池、曽根サイフォンなど東条川疏水の見所があり、それらは「疏水マンカード」にもなっています。
 東条川疏水は降水量の少ないこの地方の農業を支える大切な水利施設です。水の起点となっている鴨川ダム(東条ダム)は、戦後第一号の国営ダムとして建設されました。また、昭和池は大正13年の大干ばつのあと、三草山の麓に建設された巨大な土堰堤のため池で、共にそこから延びる水路によって水が運ばれ、田畑を潤しました。水の道は、山を隧道(トンネル)で抜け、谷をサイフォンで渡り、各地のため池へ、そして田圃へと流れていきます。途中には巨大な円筒分水施設もあります。現在では疏水の水は飲料水にも使われており、まさにこの地方の命の水の道となっています。
 
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