ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和12年-遺骨出迎

2008年06月20日 05時23分22秒 | Weblog
 昭和12年(1937)の年末28日、社町長から各区長に対して「遺骨出迎」の通知が発せられています。内容は、上福田村出身の兵士の遺骨が凱旋の途中、社町内を通過するため出迎えを、という通知です。12月12日には、南京陥落の戦勝祝賀行事が行われたばかりですが、遺骨となって凱旋する勇士をこうして出迎えたんですね。


  昭和12年12月28日
               社町長   大橋實次

各区長 殿

  遺骨出迎ヘ方ノ件

本日午後二時三十分頃上福田村出身勇士遺骨無言ノ凱旋途次社町通過(加古川ヨリ松尾=社田町)セラルヽニ付御多忙中ニ候ガ御出迎ヘ相成度
此段及通牒方ノ御依頼候也

 追而 重ネテ御手数ナガラ左記各位ニモ伝□□□□□
  町会議員、在郷軍人役員全部、軍友会、青年団、女子青年団、国防婦人会、消防組、役員全部
 追而 社松尾ノ沿道ハ午後二-四時迄弔旗掲揚セラレ度
   一、出迎ヘノタメ集合時刻  本日午後二時三十分
   二、場所  社町公会堂付近沿道


コメント
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