ドゥンガ(42歳)がブラジル代表チームの監督になった。
1990年、1994年、1998年と3度W杯に出場し、後の2回はキャプテン、1994年は優勝、1998年は準優勝している。
ジュビロ磐田のファンだから、1995年~1998年彼がジュビロにいたときのプレーはよく記憶しており、いつかジュビロか日本代表の監督に来てくれればいいと思っていたが、後者についてはジーコの直後にまたブラジルのしかも監督経験ない人ということにはならないとは予想できた。
しかしいきなりブラジル代表とは。ブラジルもこのままではいけない、少なくともムードを変えないとということだろう。第一戦は8月16日オスロでの対ノルウェーとか。
因みに、ノルウェーは一度もブラジルに負けたことがない国である。
彼は闘将といわれているけれども、指導には長けているだろう。
日本サッカー界で名ボランチとよばれる選手はそういないが、その中に確実に入る名波、福西をそうあらしめたのには、ドゥンガの力が大きい。試合中によく怒られていた。
そして闘志を表にあらわす一方で、無駄な力を使わない高度な読みによる確かなポジションニング能力があり、ずるさという意味もあわせたクレバネスを持ったプレーヤーであった。
監督は結果がすべてであるから、今後どうなるかは予想できないが、楽しみではある。
本名はカルロス・カエタノ・ブレトルン・ベリ。
ドゥンガは愛称で「白雪姫」に出てくる七人の小人たちの一番年下に似ているということからついたそうである。