メドレー日記 Ⅱ

by 笠羽晴夫 映画、音楽、美術、本などの個人メドレーです

W杯2006ドイツ・準々決勝(2)

2006-07-02 18:28:09 | サッカー
ポルトガル対イングランド 0-0 延長PK3-1
イングランドは後半にベッカムが故障で交代、ルーニーが一発レッドカード退場となったのが痛かったのだろうが、全般的にポルトガルの方が押してはいた。ただゴールしそうな場面ということになるとイングランドかもしれない、というまま延長も終わった。
 
こういう勢いも重視しなければならない試合でエリクソンの交代カードの使い方は疑問が残る。一人少ない状況で、ベッカムに変えて出したレノンをでなぜ延長も残り少なくなってDFのキャラガーに代えたか。明らかなPK戦準備であり、これはチームにいい影響を与えないだろう。それにポルトガルにとっては、そのスピードに手こずっていたレノンがいなくなったのは楽になったはずである。
 
PK戦というにのは何を言っても結果論だが、GKの差がでたのだろうか。経験知からすれば4人目、5人目がポイントだろうが、ポルトガルのこれで決めるという5人目はなんとクリスチャーノ・ロナウドであった。監督スコラリにしてみれば、失敗すれば監督の責任、決めればこの21歳の若者が大きく羽ばたくということだろう。
オランダ戦で痛み、先発も心配されたロナウドだったが120分よくプレーした。左サイドでかなり長いことボールの上で左右に足を交差させるフェイントを数秒にわたって見せてくれたし。(この前のラボーナといい毎回一度は何かやる)
 
伝えきいてはいたが、このPK戦に入るところで会場のBGMとして本当に「ケセラセラ」が流れていた。なんという真実の表明!
 
フランス対ブラジル 1-0
最後までフランスのペースであった。
アドリアアーノもロビーニョも先発できる状態ではなかったのだろうか。ロナウジーニョがあれほど前ではボールにさわれないだろう。こうしてみるとフランスも年齢層高いが、ブラジルも決して若くはない。そしてこの間のいろいろでモチベーションの高かったのはフランスだろうし。ある意味イタリアと同様で、、、
 
ジダンはトラップがあまり正確ではなかったが、次のプレーに移るときの緩急のつけ方がやはり唯一無二だ。それにヴィエラ、マケレレもいい出来だったし、なによりリブリーというダイナモ的な存在を持っているのが大きい。ゴールを決めたアンリも、今回のフォーメーションをよく理解していたのだろう。
 
2日続けて見ると明らかに睡眠不足、2日続けて片方はPK戦だったし。
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