ジョン・フォガティの2005年LAライブをWOWOWで見た。
1945年生まれだからちょうど還暦の年、それでも力を抜いたところもなく、かといって無理に若く見せようという気負いもなく、自然体で楽しめるものとなっていた。
1970年ころ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)の中心、その後も彼は活動をつづけかなりの評価も得ている。ライブ会場を見ると、同年齢から若い人たちまで広い階層だ。
聴いているこっちになじみがあり乗りやすいヒット曲が満載で、アメリカ・ロックの一つの頂点だと思う。このあと、いろんな国の要素、また楽器や技術も関係して、こうして楽しめるロックはすくなくなってきた。だからだめとは言わないが。
この人の作品や演奏、今もロックを始めようとする若い人たちがレッスンを受ければ、題材や手本にとてもよくフィットするだろうし、事実そういう音楽教室の教材に取り上げられているようだ。
この日演奏された「雨を見たかい」、「プラウド・メアリー」(アンコールの最後)は、私も教室で歌った。それぞれたとえばロッド・スチュアート、トム・ジョーンズの素晴らしいカバーがある。