メドレー日記 Ⅱ

by 笠羽晴夫 映画、音楽、美術、本などの個人メドレーです

ナイトミュージアム

2008-05-17 21:48:54 | 映画

「ナイトミュージアム」(Nisht At The Museum、2006、米、108分)
監督:ショーン・レヴィ、脚本:ロバート・ベン・ガラント、トーマス・アレン
ベン・スティラー、ディック・ヴァン・ダイク、ミッキー・ルーニー、ビル・コックブス、カーラ・グギーノ、ジェイク・チェリー、ロビン・ウイリアムズ、オーウェン・ウイルソン(クレジットなし)
 
離婚してたまに息子に会える男(ベン・スティラー)が苦し紛れの就職先として選んだのがニューヨークの国立自然史博物館(だそうだ)の夜間警備員、やってみると展示物が夜にだけ生命をえて勝手に動き出す。
息子にそれを見せてやりたく、夜になるのだが、その背景にはちょっとした悪だくみがあって、それと闘いながら、最後はこれらの要素を全部駆使したスペクタクルが待っているという話である。
 
話は常套的だが、それでも展示が動き出すとそれなりに楽しい世界が現出する。このままシュールな味わいをもう少し続けてほしいというところで、話はミステリーの解決に向かってしまい、ちょっと残念。
 
ベン・スティラーにしては、そんなにどじでもなく、しょぼくれてもいないが、それはご愛嬌である。
話はたわいなくても、それなりに不思議と最後まで見せる娯楽映画であった。 
 
ベン・スティラーと大の仲良しのオーウェン・ウイルソンが、ああやっぱり出てきたといった感じで登場し、少しはキーとなる役割を演じている。それでもクレジットなしというのは、出演料が只ということなのだろうか。


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