
日本のマスコミはほとんどスルーしてますが、ウクライナ東部の親ロシア勢力とウクライナとの間で紛争が激化しているようです。それに対応するのか? ロシアの仕掛けか判りませんが、ロシアからウクライナ東部の紛争地帯を囲むようにロシア陸軍が戦車や大砲の大部隊を含む2.5万人規模の軍隊を軍事演習と称して派遣しているようです。台湾系のyoutube では、動員の模様を動画で流し40両くらいの長さの貨物列車に同数の戦車が乗って移動する様子や大型トラックがけん引する大砲の行列を映し出しています。そして解説に曰く「先月22日―23日 桂林で王毅外相とロシアラヴロフ外相が会談し、台湾問題とウクライナ問題には相互不干渉(口を出さない)との密約が出来た」と解説してました。それ虚実は判りませんが、ロシアはクリミア半島併合の問題まで蒸し返されることを考えれば、力ずくでも押さえておかねばならないのでしょう。
これがクリミア半島の位置です〈ネットより)

台湾や尖閣列島に対する中国による侵攻は有りうる話として伝えられ日本人や台湾人の注意は大いに引き起こしましたが、ウクライナ東部問題は欧州とトルコにとってはやはり大命題の様です。NATO軍はどうしているのでしょう? 米国の対ロ政策も不明です。外電に気を配っておきましょうね。
写真:会談した中国の王毅国務委員兼外相㊨とロシアのラブロフ外相(23日、中国・桂林市) (日経新聞)
BBC News:
ロシア政府高官は8日、ロシアが支援する分離独立派とウクライナ軍との間で緊張が高まっている問題について、ウクライナが分離独立派への全面的な攻撃を開始した場合はロシアが介入し、ウクライナ東部のロシア語話者の住民を助ける可能性があると警告した。 ウクライナ東部ではウクライナ軍と分離独立派が衝突。ロシアはウクライナとの国境で軍備を増強している。 こうした中、ロシアのドミトリー・コザク大統領府副長官は、ロシア軍が自国民を「守る」ためにウクライナ問題に介入する可能性があると述べた。 「すべては争いの規模次第だ」 また、事態がエスカレートすれば、ウクライナにとって「終わりの始まり」がやってくる、「足元ではなく顔面を撃たれる」ことになると警告した。 アメリカとドイツは共に、ウクライナ東部の緊迫に懸念を示している。 ■なぜウクライナとロシアの緊張が高まっているのか ロシアはウクライナ国境に駐留する部隊を増員しているが、脅威と受け止めるべきものではないとも主張している。 ホワイトハウスのジェン・サキ大統領報道官は、ロシア部隊の数がウクライナ東部での紛争が始まった2014年以降で最多となっているとし、「深く憂慮すべき」状況だと述べた。 ロシアは具体的な人数は明らかにしていないが、ウクライナ軍は同国国境に、ロシア軍が3月末時点で約2万人を動員したと主張。ソーシャルメディア上の動画には、ロシアの列車が重火器を同地域に向けて移動させている様子が映っている。 ウクライナ・ドンバスでのウクライナ軍と、ロシアの後ろ盾を受ける反政府勢力との衝突もここ数カ月で増えている。 8日には新たにウクライナ軍兵士1人が死亡し、今年の死者数は合わせて25人となった。昨年1年間ではウクライナ軍兵士50人が死亡している。 一方、反政府勢力はこの日、ウクライナ軍がドネツク市郊外の村に14発の迫撃砲を撃ち込んだ際、戦闘員1人が死亡したと発表した。 事態の深刻さを示す動きはほかにもあり、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日、「事態がエスカレートしている現場」を視察。「ドンバスでのこの困難な時期に、兵士たちと共にある」ことを示すために同地域を訪れた。 ドイツのアンゲラ・メルケル首相は8日にロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話で会談し、ロシアの軍備強化を和らげることで「緊張を鎮める」よう求めた。 この会談でプーチン氏は、ウクライナが同国東部の状況を煽っていると非難した。
(以下省略)
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