
スーダンの首都付近での国軍と民兵軍の戦闘が悪化し、同国に居る邦人60名ほどの退避の為に航空自衛隊の先陣C-130輸送機が小牧飛行場を立ったのが21日3時過ぎでした。
小牧を飛び立つC-1130を見送る人たち(ネットより)

その時、ドイツは空港周辺の治安が確保されないので「救援機の派遣を見送った」との報道が在りました。空自としては素早いなと思いましたが「外務省の自衛隊への依頼は遅かったのでは?」と思っていました。
今朝スマホで空自機のジブチ着を知った後、「サンモニ」でこの件を扱っていて、ゲストの元外務次官藪中氏のコメントで「首都圏と空港周辺さえも停戦が守られていない。各国とも救援機の現地派遣は見合わせている。国軍は撤退を認めると言ってるが”時間を決め邦人を集合場所から空港に連れてくる”のにハードルが多い」と語っていました。
「首都に降りられないなら、近くのジブチで致し方ないか」と思いましたが、1200キロも離れているのですね!!
付近の地図(ネットから)

関係各国と機材の到着順を決め、それから集合場所に武装した兵員輸送車を複数台出し、空港に戻る迄どれだけ留まれるか? 銃撃が有ったら反撃するのか? 頭が痛くなるような問題があります。現地の指揮官の(違法すれすれの判断で)対処するしかなさそうです。
上手くいって欲しいと願っておきます。
写真:今朝未明ジブチに到着した航空自衛隊機
FNNプライムオンライン:
軍と民兵組織の戦闘が激化しているスーダンから日本人の退避を支援するために派遣された航空自衛隊の輸送機が、ジブチに到着した。
日本時間23日午前0時40分ごろ、自衛隊の輸送機とみられる機体が、スーダンに近いジブチの空港に到着した。
自衛隊は、日本人およそ60人や現地スタッフなど、あわせておよそ110人をスーダンから退避させる予定で、今後は、ジブチで安全な退避方法について情報収集と分析を行う方針。
スーダン軍は22日、在留外国人の国外退避に向けた支援を表明したが、情勢は依然、不透明となっている。
スーダンでは、停戦合意が発表されたあとも軍と民兵組織の戦闘が続いていて、国連職員が銃撃戦に巻き込まれて死亡するなど、これまでに413人が死亡、3,500人以上が負傷している。
〈引用終わり)
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