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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

自民党 希望の党を秒殺 !!

2017-10-23 06:12:09 | 政治
自民圧勝、与党310超…立憲民主が野党第1党
昨日22日台風21号が本州に接近する中、行われた第48回衆院選は(台風の影響を受けた)一部地区を除き即日開票されました。
浜爺は7時57分からのテレビ朝日の開票番組を見ていました。
8時と同時にTV局が出口調査の結果を合わせ自民269 希望55」と予測しました。
なんとなんと自民党が希望の党を秒殺した瞬間でした。

自民党の勝利はまず安倍首相の決断による「大義なき解散」でこれにより一大対抗勢力になるかも知れない希望の党を準備不足で総選挙に向かわせたことでしょう。
大義はないけど喧嘩としてはうまいやり方です。

次が「北の脅威」だと思います。浜爺は自衛隊が北のミサイルを撃ち落とせるのか?疑問に思っていますが民主党政権下で起きた「尖閣領海で中国の漁船が海保の巡視船に体当たりした事件」の腰の引けた対応を見てしまいましたからその後継たる民進党はいや!!との思いはかって浜爺を始め民主党に期待した人たちに深く刻まれてしまいました。

さて希望の党ですがまず「最大の問題は準備不足」でした。
これにより党首の選出から立候補者の決定まで後手後手に回りそれが緑の色をどんどん色落ちさせてしまいました。

先月21日「細野・若狭」両氏で希望の党を立ち上げる話が出ると時事通信の田崎さんが選挙には「かばん・看板・地盤」が必要と喝破されていました
急な話でかばん事選挙資金の出所がない。看板は都知事であった小池百合子さんが手続き抜きで党代表になる。候補者の多くは落下傘で選挙区に手足となる運動員がいないという体たらく
で始まりました。
その後小池代表が民進党リベラル(改憲反対は)の切り捨てを宣言すると急速に小池の風は衰えた行きました。仮にも与党に迫ろうとするなら悪魔とでも手を結び数多くを当選させねばならないのに下策でした。加えて民進党リベラル派が枝野氏を中心に立憲民主党を立ち上げると選挙民の改憲反対の人はそちらに関心を示しました。
結局出る出ないの百合子姉さまは「都知事に専念」との事で看板さえもなくしてしまいました。それ以降は週刊誌の中刷りで見られるように百合子の風は急速に止んでしまいました。
昨日パリの空で選挙速報をどんな思いで聞いたことでしょう??
まあ代表は辞任ですかね?

浜爺の個人的関心は浜爺の選挙区から自民党の政務官だか現役の自民党員のF氏が希望の党に鞍替えし東京の5区?だかに立候補しましたが落選。なにも国会議員をやることが政治ではありませんが大きく身の振り方を変える時にはよくよく看板の中身を考える必要があるとの教訓です。他にも似たような人が何人もいました。
当落それぞれの議員さんの一掃の健闘をお祈りします。


写真:お決まりのバラの花付け

読売新聞:
第48回衆院選は22日投開票され、与党は、自民党の追加公認3人を含め、総定数465のうち憲法改正の国会発議に必要な3分の2にあたる310議席を超えた。

 自民党は、単独でも国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261)を上回り、圧勝した。安倍首相(自民党総裁)は、争点に挙げた北朝鮮への圧力強化などに国民の信任が得られたとして、第4次内閣を発足させる。立憲民主党は躍進し、野党第1党となった。希望の党は敗北した。小選挙区選の投票率は、読売新聞社の推計で53%前後となり、2014年の前回(52・66%)とほぼ同じ水準となった。

 首相は22日夜のNHKの番組で、選挙結果について「安定した政治基盤のもとに、政治を前に進めろという国民の声だと考えている。一つ一つ結果を出すことに全力を尽くしたい」と述べた。首相は勝敗ラインを「与党で過半数」としていた。

 自民党は、2012年12月の第2次安倍内閣発足以来の経済政策「アベノミクス」の成果を強調し、小選挙区選、比例選ともに着実に議席を獲得した。北朝鮮の核実験や弾道ミサイルによる挑発がエスカレートし、情勢が緊迫するなか、首相が国連安全保障理事会での制裁決議採択を、米国とともに主導した実績も支持につながったようだ。

 公明党は幼児教育や高校無償化など、教育費負担の軽減を前面に掲げて戦ったが、小選挙区に出馬した9人のうち1人が落選した。

 首相が9月25日に衆院解散を表明後、野党第1党だった民進党が分裂し、同党出身者は希望の党や立憲民主党などに分かれた。選挙戦は自民党・公明党の与党と、希望の党・日本維新の会、共産党・立憲民主党・社民党の3勢力が争う構図となった。野党候補が乱立して「政権批判票」が分散する結果となり、民進党の分裂は自民党に有利に働いた。

 来年9月には、自民党総裁選が予定されている。首相が野党の意表をついた解散で自民党を圧勝に導いたことから、党内で首相の連続3選を求める声が強まる可能性もある。

 一方、立憲民主党は公示前の15議席から3倍以上に増え、躍進した。憲法改正や経済政策などを巡り、与党との対立軸を打ち出し、首相に批判的な有権者の受け皿となったようだ。枝野代表は22日夜の記者会見で「想像以上に多くの国民が、これまでの政治に『国民から遠い』という意識を持っていた」と躍進の理由を語った。

 希望の党は拠点とする東京都内の選挙区をはじめ、全国で苦戦した。党代表の小池百合子東京都知事は22日午後(日本時間22日夜)、出張先のパリでの記者会見で「非常に厳しい有権者の判断が下った。今回は完敗とはっきり申し上げたい」と語った。

 「政権批判票」を立憲民主に奪われた形の共産党は惨敗した。日本維新の会は厳しい戦いとなった。公示前勢力が2の社民党は伸びなかった。

 憲法改正を巡っては、自民、公明の与党で国会発議に必要な3分の2の勢力を維持し、改憲に前向きな希望の党、日本維新の会の両党を加えれば、さらに大きく上回った。

 今回、衆院の総定数は前回より10減り、戦後最少の465(小選挙区選289、比例選176)で行われた。
(引用終わり)
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