王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

東日本大震災 3年 !!

2014-03-11 09:41:54 | 東日本大震災
心の復興 一層力入れる 震災3年 首相会見要旨(産経新聞) - goo ニュース

今日11日は東日本大震災が起きてから丸3年経ち4年目に入るのですね。ここ一週間くらいマスコミでもTVでも特集を組んで津波被災地と福島原発のあれこれを報道しています。
おそらく関係の市町村では地震の起きた3時前後に鎮護の(サイレンの)吹鳴と黙とうがあるのでしょう。

津波被災地では高台での住宅と背の高い堤防の功罪が論じられています。
又津波被害を風化させない(忘れない)ため、市役所跡やホテルの廃墟を保存するか否かで意見が合わない地域もある事を伝えています。
3年たってようやく「どうすれば良いのか正解ではなく適解を求める」知恵が出てきたように思います。
政府並びに復興相は復興基本計画を押し通すでしょうしそれは当然ですがどれだけ現地の独自事情を組んでそれぞれの適解を実現するかが大切です。
さて福島第1原発ですが「放射能汚染水漏れ」が一向に収まりません。
福島県知事が昨年10月15日でしたか「コントロールされているとは言えない」と苦言を呈しましたが全くその通りと思います。
今でもそれが続いています。

この状態を解決できないのに「停止中の原発は再稼働する」との安倍首相の政治的姿勢に危うさを感じます。
津波による被害は時間の経過と共に回復されそうですが原発被害は放射能の半減期問題を含めて次の世代の住民にまで被害が及ぶ問題です。

来年の3月11日が原発問題でも適解に近づくことを願っています。


産経新聞:

 【復興の具体策】

 この1年、復興加速のために現場主義の徹底と役所の縦割りの打破を実行した。高台移転や災害公営住宅の建設は7割が開始し、来年3月までに200地区の高台移転と1万戸を超える住宅の工事を完了する。今年は被災した農地の7割で営農再開の見込みだ。震災4年目は被災地が復興を実感できる一年としたい。

 【心のケア】

 インフラや住宅の復興が進んでも、被災者の心の傷は癒やされない。被災者が孤立しないよう地域の見守り体制を作り、子供たちが安心して過ごせる居場所を作る。これからはハード面の復興のみならず心の復興に一層力を入れていく。

 【福島の再生】

 避難指示の解除を目指し、除染を進める。避難者への高速道路無料措置も延長する。福島県を貫く常磐自動車道の完成は復興の起爆剤となる。多くの観光客が訪れるよう来年の大型連休前までに全面開通する。

 【東京五輪と復興】

 2020年東京五輪は、東北が復興した姿を世界に発信する機会としなければならない。被災地を聖火ランナーが走る姿は世界に勇気を与える。震災の年に生まれた子供は6年後に小学4年生となる。この成長の歩みは、まさに復興の歩みだ。できるだけ多くの子供を東京五輪に招待したい。

 【原発再稼働】

 独立した原子力規制委員会が世界で最も厳しいレベルの規制基準で徹底的な審査を行い、適合すると認められた原発について再稼働を進めていく方針だ。
コメント (1)
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