王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

東京都の水道水からヨウ素

2011-03-24 08:45:16 | 福島原発事故
粉ミルク溶くのは控えて 妊婦は大丈夫 東京の水道水(朝日新聞) - goo ニュース

昨日23日午後東京都が金町浄水場の飲料水から「放射性ヨウ素が検出された」ので23区と多摩地区の5市を対象に「乳児に水道水を与えるのを控えるように」と呼びかけてから関係地区で乳幼児を持つ婦人が対応に困惑したり保育所が水の確保に苦慮している様子をTVの映像で流しています。

検出されたヨウ素は210ベクレル/キロは乳幼児に対する暫定基準値100ベクレル/キロを上回る。
安全側に軸足を置いて注意を促したものでしょう。
都と近隣5市は行政機能が生きているわけですから取り敢えず飲料水の配給所を設けるか
場所によっては無事な浄水上から給水車を出すしかないでしょうね。
妊婦・乳幼児・幼い子どもを持つ関係者は憂鬱な事です。
行政関係者は是非その手腕を見せて欲しいものです。
実はこの前に福島県5町村でも水道水からヨウ素が検出されているのです。
そちらはどう手当てされているのでしょう?

それとここ横浜ですが飲料水は「何でもないのか? 調べていないのか?」と思って水道局のHPを覗きました。目下ヨウ素は基準値以下です。何でもなければ東京の城西地区には給水車を出しやすい位置にあります。
大田区世田谷区目黒区辺りの保育園幼稚園と小学校等に給水車のピストン輸送を実施すれば随分と親心は落ち付くと素人の爺でも思いつくのですが。市長さん!是非検討してください。

それにつけても福島第1原発の「冷温停止」が鍵ですね。
今朝も白煙か水蒸気が上がっているようです。何か復旧に進展がある事を期待しています。作業員の皆さん 頑張ってください。


朝日新聞:
■赤ちゃんがいるのですが?

 東京都が23日、放射性ヨウ素が検出されたことを理由に、23区と多摩地区の5市を対象に、乳児に水道水を与えるのを控えるよう呼びかけた。乳児のいる家庭では、どうしたらいいのか。

 東京都が水道水を飲むのを控えるように求めている「乳児」は1歳未満のこどものことだ。一方、厚生労働省はミルクだけで栄養をとっているこどもは、年齢に関係なく水道水を控えるべき「乳児」ととらえている。離乳食も含め、食事ができるこどもなら、ミルクだけに栄養を頼っているわけではないからだ。

 今回、都の浄水場で検出された放射性ヨウ素は1キロあたり210ベクレル。厚生労働省が定める乳児の基準(1キロあたり100ベクレル)を上まわるので、乳児に飲ませたり、粉ミルクを溶くのに使ったりはしない方がよい。

 ミネラルウオーターは本来、ミルクには適さないが、やむを得ず使うならなるべくミネラル分が少ないもので代用した方がいい。粉ミルクは水道水などミネラルの少ない水で溶いたときに母乳に近くなるよう成分が調整されているからだ。都は乳児がいる家庭に対し、問題発覚以前にペットボトルに詰められた水道水を24日にも配布する計画だ。対象乳児の確認方法などは各区・市役所に対応を任せるとしている。

 ヨウ素は放射能が半分になる半減期が8日と短く、すべてが蓄積されるわけではない。とはいえ、大西武雄・奈良県立医科大特任教授(放射線生物学)によると、乳児は体内の細胞分裂が盛んなので、放射線の影響を大人よりも受けやすいとされる。

 ただ、今回検出された水の濃度は、DNA損傷量が測定できないくらい低いものだという。鈴木元・国際医療福祉大教授(被曝(ひばく)医療)も「現在の濃度なら、大量に飲まなければ心配する値ではない」と話す。 (以下省略)


コメント (3)
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