王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

12万年前の石器発見

2009-09-30 07:33:59 | 社会
国内最古、約12万年前の石器発見…出雲の砂原遺跡(読売新聞) - goo ニュース

出雲市の砂原遺跡で約12万年前の地層から石器20点が見つかったそうです。

出雲ですからこの石器を使っていた人たちは土着の日本人で大国主の尊達より前から住んでいたのかもしれません。
或いはネアンデルタール人の様に直接我々の先祖に繋がらない人たちなのか(日本は酸性土壌なので)人骨が発見されにくいのでよく分かりません。

若い頃長野県の野尻湖の近くでは約2万年位前の石器が発見されていたとの話を聞いていましたが「神国日本」よりはるかに古くから日本に人類がいたなんて認められにくい時代だったのでしょうか?余り語られません。

その後東北地方で藤村新一と言うアマチュア考古学者が30万年ー70万年前の石器を次々と発見し神の手なんて騒がれる時代がありました。
それも2000年毎日新聞に「自分が石器を埋めて工作をしている写真を取られ」
70年代この方の発見が嘘であった事がわかるお粗末な話がありました。

それやこれや眉唾の話は多いのですが7万年から10万年前には日本列島に人類が住んでいたのですね。

「極右の方」に怒られそうですが「万世一系」とか「皇紀は2569年」なんて言っても余りの出来立てなのに思わず微笑んでしまいそうです

どこの馬の骨かわからない連中はもっと前からこの日本に住んでいた事が明らかになってきました。
「神の手」騒ぎを乗り越えて地道な研究が続く事を願います。


読売新聞:
島根県出雲市多伎町の砂原遺跡で、約12万年前の中期旧石器時代の地層から、国内最古とみられる石器20点が見つかった。

 同遺跡学術発掘調査団(団長=松藤和人・同志社大教授)が29日、発表した。これまで最古とされてきた遺跡よりも数万年さかのぼる可能性がある。

 石器は長さ5・2~1・5センチで、材質は石英や流紋岩など。表面の状態から石を繰り返したたきつけるなどして加工したらしい。

 調査地は丘陵地の斜面にあり、今年8月、成瀬敏郎・兵庫教育大名誉教授(自然地理学)がナイフ状の石器1点を発見し、松藤教授らに調査を依頼。周辺を発掘したところ、19点が見つかった。出土地層のすぐ上の火山灰層などから、石器の年代を判断した。

 日本の前・中期旧石器時代については、「旧石器 捏造 ( ねつぞう ) 事件」で、存在がほぼ否定されたが、今回の発見は、同時代の研究を再構築する上で貴重な成果となる。(引用終わり)
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