王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

夫婦別姓導入へ?!

2009-09-28 07:34:00 | 政治
夫婦別姓導入へ…政府、来年にも民法改正案(読売新聞) - goo ニュース

まだ決まったわけでないから雑談風に書く。
夫婦別姓が現実に有るという事を認識したのは40年も前に台湾へ出かけた時。
中年の婦人が名刺をくれると例えば「陳王美麗」とある。
陳が夫の姓、王が結婚前の実家の姓と説明を受けた。
そう言えば「蒋介石」は「蒋」で「宋美麗」は「宋」が姓だよな! なんて思い出した。

そんな事すっかり忘れて10年ほど前北京に2年ほど居たとき旦那の姓は「陳」で奥様が「周」とか実際の例を生活の場で見聞きした。
爺の怪しげな会話力だが「生まれてくる子供は夫婦どちらかの姓を名乗る事が出来る。夫婦とは別の新しい姓を付ける事も出来る」と聞いた。

一人っ子政策が煩く言われていたので「子供が複数いたらどうなるか?」とは聞き忘れた。
それにしても新しい姓とは面白い。一昔前なら「江」とか今なら「胡」とかに出来るのかも。
政変で権力図が代わり大きくなってから苛められたりするかも知れない。

それは兎も角少数民族が「漢人風の姓」を子供に選ぶことはあるかも知れない。

日本では明治まで殆どの人は「姓など持たず名前だけで暮せたのだから別姓ではーー」と「姓にこだわるのは近衛とか九条とか由緒有る系統の方に限られるのかも知れない」

近年男女平等とか男女共同参画とかで「夫婦別姓」の声が強くなったのであろう。
仮に法律が通っても婚姻届の3割が別姓とは考えられない。山勘で2%迄と思うが如何であろうか?

生まれてくる子は親もまして姓も選べない。
生まれてくるこの兄ちゃんが「山田」で2歳下の妹が「田中」ではこの子達の家庭内におけるアイデンティティー(自己の存在)はどうなろうか?
この点は真剣に討議してもらいたいものだ。

それと雇用拡大と不況の2番底を心配している時にやる事かどうか「国家戦略局」は法務省を指揮監督してみてください。


読売新聞:
政府は、夫婦が別々の姓を名乗ることを認める選択的夫婦別姓を導入する方針を固めた。

 早ければ来年の通常国会に、夫婦同姓を定めている民法の改正案を提出する方向で調整を進める。現行の夫婦同姓は1947年に民法に明記され、約60年ぶりの大幅改正となる。

 夫婦別姓の導入は、政権交代により、衆院選の政策集に「選択的夫婦別姓の早期実現」を明記した民主党を中心とした政権が誕生したことによるものだ。民主党は、1998年に民法改正案を共産、社民両党などと共同で国会に提出したが、自民党が「家族の一体感を損ない、家族崩壊につながる恐れがある」などと強く反対して廃案となった。その後も、毎年のように共同提出してきたが廃案となってきた。

 一方、法務省も、96年の法制審議会(法相の諮問機関)で選択的夫婦別姓の導入が答申されたことを受け、夫婦別姓を盛り込んだ民法改正案をまとめた経緯がある。強い反発を示してきた自民党が野党に転じ、与党と法務省の考えが一致し、政府提案による法改正が可能となった格好だ。

 民主党などの民法改正案は、〈1〉結婚時に夫婦が同姓か別姓かを選択できる〈2〉結婚できる年齢を男女とも18歳にそろえる――ことが柱で、おおむね法制審答申に沿った内容だ。

 しかし、別姓を選んだ夫婦の子の姓に関しては、法務省案が「複数の子の姓は統一する」としているのに対し、民主党などの案は子の出生ごとに決めるとしており、今後調整する。千葉法相は17日の就任会見で、夫婦別姓導入に前向きな考えを示した。(引用終わり)
コメント (1)
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