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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

道路特定財源見直し2 腰砕け?

2006-12-06 07:53:26 | 政治
道路特定財源、08年度に根拠法改正…揮発油税財源化(読売新聞) - goo ニュース

3日にも書いたが安倍総理お声掛りの道路特定財源の見直しが「腰砕け」というか「怪しくなった」
爺の様に政界の裏事情とやらに通じていない者はマスコミの報道が便りである
確か先月末頃「道路特定財源を一般財源化する様に指示」した筈なのに4日には塩崎官房長官は「一般財源化を図る特例法改正を08年以降に先送りする方針を示唆」した辺りから成り行きは怪しくなった
新聞各紙も昨日から今朝にかけて調子に強弱はあるが「実施時期後退」としている

確かに07年度の予算案骨子を今月中に仕上げようとしているのに今から「道路特定財源」関連法規を改定する協議を開始して官邸と与党の合意を得るのでは時間が無い

民主主義は「時間と手間が掛かる」それは時に気がもめるが専制政治の害より益しなのでやむ終えない
そうであるなら安倍総理は何で「参院での決算委員会」「07年度予算編成」のこの時期に「道路特定財源の一般財源化」を強調したのであろうか?
「改革に前向きと言う演技」
 
「道路特定財源」の国の取り分3.5兆円(04年度)
この様に巨額の税金を特別会計とし国会の審議をせず50年以上も「道路族」「建設官僚」「業界」で食い物にした結果、本州四国間に3本の鉄橋、東京湾アクアライン、熊の数が車より多いと揶揄された有料道路を無駄遣いの筆頭に各地で無駄遣いの例に枚挙が無い

小泉前総理なら「道路特定財源改革に反対する議員は抵抗勢力」という事で衆議院の解散である わははは
安倍総理にそこまでの決意があるかどうか? 見極めたい

時間はかかってもやがて「道路特定財源」はまず「一般税の範疇に移し国会審議で監視する」「道路建設予算に上限を設定する」「真に必要な道路か否かは数値を基に費用対効果を評価して優先順位をつける」「残りは一般税として充当先を検討する」「今でも運用上特定財源扱いのものは一般税として扱うか廃止する」「燃料への消費税は課さない(これは消費税の範疇だがユーザーの負担は軽くなる)」
等など族議員の暴走に歯止めが必要であろう

ついでに他の特別会計の見直しが議論されればなお結構な話である

他のブロガー氏が書いていたが一口に「道路特定財源」も昭和24年揮発油税の創設(厳密には戦後の再開) これは一般税であった 昭和28年田中角栄議員他の議員立法により「特別税」となり後の田中角栄の利権による派閥形成の「タネ」となった バブルがはじけて国債発行残669兆円のいま、続けていて良い事ではない さあ郵政改革は上手く日和見した道路族議員は大勢いたが道路税改革も上手く日和見で乗り越えられるか安倍総理が許さないか
しっかり監視をしてゆきましょう

読売新聞:
道路整備に充てている国の道路特定財源の一般財源化について、塩崎官房長官が5日、与党に示した政府の調整案が判明した。
 調整案は、〈1〉道路整備5か年計画を精査して真に必要な道路をつくる〈2〉(揮発油税などの)税率は下げない〈3〉道路関連に使われないものについては、一般財源化する仕組みを2008年度につくる〈4〉国民の要望に応える道路関連の措置を講じる――の4項目からなる。

 調整案が「一般財源化する仕組みを08年度につくる」としたのは、最大の財源である揮発油(ガソリン)税収などの使途を道路整備に限定する根拠となっている財源特例法などを、08年度に改正する方針を明示したものだ(引用終わり)
コメント (4)
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