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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

鹿児島県知事 三反園氏 川内原発一時停止 申し入れ !!

2016-07-20 08:37:21 | 原発関連
三反園氏、川内原発一時停止申し入れへ 「8月中にも」

昨日19日朝日新聞は三反園氏とインタビューを行い「川内原発の一時停止」を要請することを引き出しました。
また熊本地震を受けて活断層の状況について再検討を求め避難計画についても委員会を設け再検討する意向。
知事に原発を停止する法的権限はないそうですが九電にとっては厄介なことは間違いありません。
さて川内1,2号機は10月以降定期検査で止まる予定ですが九電はどう対処するでしょう?


11日参院選挙の日に鹿児島県知事選も行われ元TV朝日キャスターや政治記者を務めた三反園氏が県知事に当選したことはこのブログで報じました
その時の参考記事も朝日新聞によるものでしたが当選直後のぶら下がりで「川内原発一時停止の公約」についてどうする?と問うたところ「後で」と言って去った事に不満を感じさせる筆勢でした。

今回は満足な結果神知れません!


写真:三反園知事

朝日新聞:
鹿児島県知事選で初当選した三反園訓(みたぞの・さとし)氏(58)が19日、朝日新聞のインタビューに応じ、8月中にも九州電力に川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の一時停止を要請する考えを明らかにした。熊本地震を受けた県民の不安に応えるため、地震の影響や活断層の状況などについて再点検を求める。重大事故が起きた際の住民の避難計画も専門家による委員会を設けて改めて検証するという。

 川内原発の一時停止は三反園氏の知事選での公約。インタビューで「熊本地震で県民は不安を抱いている。九電も再点検して県民の思いに応えれば信頼を増す」と強調し、「8月中にも申し入れたい」と述べた。川内1、2号機は10月以降、定期検査で止まる予定だが、それを待たずに要請することになる。

 知事に原発停止の法的権限はないが、鹿児島県は、九電との安全協定で原発に立ち入り調査して必要な措置を求めることができる。
(引用終わり)

コメント (1)
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四電 伊方原発1号機 廃炉へ !!

2016-03-26 08:01:26 | 原発関連
地元・愛媛は不安と歓迎交錯 伊方原発1号機廃炉へ

昨日25日四電社長が愛媛県知事を訪れ「伊方原発1号機」の廃炉を伝えました。
1号機は「来年稼働40年になり20年の稼働延長の為には1700億円の追加投資が必要」で投資効果が無いとの判断との事。
従って運転停止中の3号機は再稼働をめざし2号機も検討中との事ですから「原発反対の人達」には問題の解決になりません。一方「推進派」は地元経済へのマイナス効果を心配しています。
直ぐに影響は判りませんが1年後にはどんな影響が出るでしょうか?
次の20年が来るまでに化石燃料と原子力エネルギー依存からの脱却を国策として追及して欲しいものです。


写真:四電社長(左)と愛媛県知事

朝日新聞:
今秋で運転開始から39年になる四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)1号機の廃炉が決まった。四電の佐伯勇人社長が25日午前、同県の中村時広(ときひろ)知事に伝えた。原発による経済効果と安全性。地元では、不安と歓迎の声が交錯した。

 佐伯社長と中村知事は午前10時から愛媛県庁で会談した。佐伯社長は1号機を廃炉にする理由について、電力の供給力確保▽新規制基準への適合性▽運転期間――の3点を検討した結果だと説明。3号機の再稼働をめざす中、1号機を廃炉にしても安定供給していけるとした。新規制基準については、「(基準を満たすための)工事に時間がかかる」と述べた。
(引用終わり)
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高浜原発3・4号機 運転停止の仮処分 !!

2016-03-10 07:29:13 | 原発関連
高浜原発3・4号機、運転差し止め 大津地裁が仮処分

昨日9日大津地裁は「関西電力高浜原発3・4号機の運転停止を求めた」隣接県である滋賀の住民の訴えに「運転停止」の仮処分を認めました。

この判断については新聞各社によって賛否が分かれている様です。
産経はこの判断について裁判官の名前にも触れ属人性のつよい判断とし裁判所が行政府の判断に迄踏み込み
「その内容が不十分」と4度ほどの審理で決定するのはおかしいとしています。

お馬鹿な浜爺は2月末の4号機事故に対して地裁の反応は早いなーと思いましたが年初から始まっていたのですね。
政府主導による「原発再稼働」に住民が「仮処分」とはいえ一時ストップがかかった事は政府にも関電にも
煩わしい事と思います。

50年後にこの仮処分の決定が正しいかどうか結論が出るでしょうね!
現地は「再稼働」で仕事が増え、関電のばらまきで潤うにいても「稼働の可否」に参加できない付近の住民はたまったものでないのも一理あります。
これを手本に各地で「再稼働反対」の仮処分申請が増えるでしょうか?!

首長と住民の政治意識が際立って出る場面でしょうね。
今後の裁判の推移を見守りたいと思います。


写真:高浜原発3(左)4号機

朝日新聞:
1〜2月に再稼働した関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)をめぐり、大津地裁の山本善彦裁判長は9日、福井に隣接する滋賀県の住民29人の訴えを認め、稼働中の原発に対しては初めて2基の運転を差し止める仮処分決定を出した。福島原発事故の原因が解明されていない中で、地震・津波への対策や避難計画に疑問が残ると指摘。安全性に関する関電の証明は不十分と判断した。

 関電は10日から営業運転中の3号機の停止作業に入る。一方で、決定の取り消しを求める保全異議や効力を一時的に止める執行停止を地裁に申し立てる方針。それらが認められない限り、差し止めの法的効力は続く。

 決定は、安全性の立証責任は資料を持つ電力会社側にもあるとし、十分に説明できない場合はその判断に不合理な点があると推認されるという立場をとった。

 そして東京電力福島第一原発事故の重大性を踏まえ、原発がいか
に効率的でも、事故が起きれば環境破壊の範囲は国境を越える可能性すらあると指摘。安全基準は、対策の見落としで事故が起きても致命的にならないものをめざすべきだとした。そのうえで、前提となる福島事故の原因究明は「今なお道半ば」と言及。その状況で新規制基準を定めた国の原子力規制委員会の姿勢に「非常に不安を覚える」とし、新規制基準や審査について「公共の安寧の基礎となると考えることをためらわざるを得ない」と述べた。

 そのうえで、高浜原発の過酷事故対策について検討。電力会社が耐震設計の基本とする揺れの大きさ(基準地震動)について、関電が前提とした活断層の長さは正確といえず、十分な余裕があるとは認められないと判断。1586年の天正地震で高浜原発のある若狭地方が大津波に襲われたとする古文書も挙げ、関電の地震・津波対策に疑問を示した。さらに、新規制基準でも使用済み核燃料プールの冷却設備の耐震性は原子炉などに比べて低いレベルとされ、関電もプールの破損で冷却水が漏れた場合の備えを十分に説明できていないと述べた。

 また、高浜原発の近隣自治体が定めた事故時の避難計画に触れ、「国主導の具体的な計画の策定が早急に必要」と指摘。「この避難計画も視野に入れた幅広い規制基準が望まれ、それを策定すべき信義則上の義務が国には発生している」と述べ、新規制基準のもとで再稼働を進めている政府に異例の注文をつけた。

 高浜原発から約30〜70キロ圏内に住む今回の住民らは、過酷事故が起きれば平穏で健康に暮らす人格権が侵されると訴え、決定もそのおそれが高いと認めた。
(引用終わり)
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中間貯蔵施設 今秋にも着工 環境省明らかに !!

2016-02-20 08:04:19 | 原発関連
中間貯蔵施設、今秋にも本格着工 環境省が方針

19日環境省は福島原発事故で発生した福島県内の汚染土等を保管する中間施設に関し今秋から一部の施設の工事に着工し平静29年中の稼働を目指す方針を明らかにしました。

現実には用地取得が予定の1%程度と言いますから施設着工によりその方面も加速しようとの意図もありそうです。
2011年3月の東日本大震災を機に起きた福島原発事故は来月で丸5年を経過するのにこの程度の進捗状況とはトホホな状態と言えましょう。
地域の住民は被害者であると同時に原発稼働賛成の方が過半数だったはずですね。
「国が安全と言ったのを信じた」とは賛成した首長、市町村長と住民の皆さんの意見です。
そして福島以外の原発でもこれだけの惨状を目にした後でも再稼働を認める関連首長、市町村長や住民の動きは止まりません。

偶然ですが先週司馬遼太郎さんの「日本人を考える」を読み直していたら昭和45年(1980年)2月の
対談で時の東大総長向坊隆氏との話が出てきます。
原発事故は想定していませんが「核廃棄物の処理問題を考えないといけない」との憂いを表明しています。

これからの原発の建設、再稼働などでは「事故の想定」のみならず核廃棄物の処分場はその地域の責任になる事を加えておかないといけません。
地域の核ごみは仕方無いが余所のはいや!!とはごみ処理と同様の感情ですね。
福島以外の核のゴミは誰がどう処理するのでしょう?
国が責任もって解決してゆくのに環境省で良いのか? との意見も出ているそうです。全く同感です。
廃炉にしても核ごみ廃棄場は必要なんです。
始めるのはそれ行けどんどんですが終いを付けるのは難しく嫌なものです。
しっかり見守りましょうね。


写真:中間貯蔵施設

産経新聞:
東京電力福島第1原発事故で発生した福島県内の汚染土などを保管する中間貯蔵施設に関し、環境省は19日、今秋から一部施設の本格工事に着手し、平成29年中の稼働を目指す方針を明らかにした。井上信治環境副大臣が同日、建設予定地の福島県大熊町と双葉町に工程表を示した。

 建設するのは、除染作業で出た汚染土や放射性物質の濃度が1キロ当たり10万ベクレルを超える廃棄物を分別・貯蔵する施設のほか、可燃物の焼却施設。今年10〜12月に工事を始め、29年1月以降に順次稼働させる。

 施設の面積は計約20ヘクタールを予定しているが、予定地の取得面積は約15ヘクタール。地権者との交渉が順調に進んでいないのが原因で、最終的に目標としている施設面積1600ヘクタールの約1%にとどまっている。環境省は「一部でも施設をつくることで計画を具体化し、用地取得も加速したい」としている。
(引用終わり)
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菅元首相 安倍首相に裁判で敗訴 !!

2015-12-04 08:04:56 | 原発関連
【菅元首相敗訴】菅元首相「納得できない」と控訴へ 安倍首相訴えた請求棄却受け会見

3日東京地裁で「福島第1原発事故に絡み当時野党の安倍首相が“海水注入は菅氏の英断はうそ”」とメルマガに書いた件で菅氏が安倍首相に謝罪と1100万円の損害賠償を求めていた案件で請求が棄却されました。

これを受けて同日夕、記者会見を開き「控訴する」と息巻いたそうです。
事件は2011年5月ですからもう4年半も経過しているのですね。
事件後は四国で巡礼かなんかして政治責任を取るのでなく人生を韜晦した様にみえたのですが政治家が訴訟騒ぎとはすっかり忘れていました。
市井の老人の浜爺は「海水注入を中断せよとの政府筋の指示に対し現地の吉田所長の判断で注水を続けていた」と理解しています。
政府筋は「原子炉がメルトダウン状態との認識が無く海水注入すると(塩害で)使えなくなると考えていた様で一方現場では炉を海水であれ何であれ冷却しなければ核反応を停止できない」と危険度の判断に差があり、それが指示と現場の処置との違いに成ったようです。

日本の信用を著しく傷つけたのは菅さんとその幕僚部ですから安倍氏の批判は甘んじて受けて終わりでったのですが「控訴」とはお遍路は演技にしか見えません。さてどうなりますか?


写真:久しぶりで顔を見せた菅元首相

産経新聞:
菅直人元首相は3日夕、安倍晋三首相に損害賠償などを求めた訴訟で請求が棄却されたことを受け、国会内で記者会見を開いた。菅氏は「とても納得することはできない」「判決文に論理矛盾がある」などと主張し、4日にも控訴する考えを示した。

 訴えによると、安倍首相は菅政権時代の平成23年5月、東京電力福島第1原発事故に絡み「菅総理が東京電力に海水注入を止めさせていながら『海水注入は菅総理の英断』とのウソを側近が新聞、テレビにばらまいたのです」との内容をメールマガジンに掲載。菅氏は、海水注入を止めさせたのは事実と異なり名誉を毀損(きそん)されたとして、謝罪掲載と損害賠償を求めていた。
(引用終わり)




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