One-Leg Playerの奮闘記

障害を持っていても松葉つえ1本でいろんなスポーツにチャレンジしています。

パリパラ2024の回想。

2024-09-10 11:44:51 | 障害者スポーツの原点

パリ・パラリンピック2024が閉幕となり、なぜか虚脱感と言うか12日間がアッと言う間に終わっちゃたって感じです。大会を振り返り、東京大会の無観客だったのがパリでは大観衆の中で、史上最多の168カ国が参加し、12日間の熱い戦いが幕を下し可能性に挑んだ選手たち。観客で埋まった車いすテニスの会場で頂点に立ったのが、若干18歳の小田凱人選手は自分の夢であった「2024年に金メダル」を目標に見事にその夢を叶えたのです。

また、車いすラグビーの日本は3大会連続で準決勝で敗れると言う厚い壁をついに突破した。世界ランキング1位のオーストラリアを延長の末 激戦を制し、主力のベテラン選手に若い力が融合した最強チームで悲願の金メダルを手にした。女子車いすテニスの上地結衣選手も6年以上世界1位を守るオランダのデフロート選手を破り、単複の2冠を達成し、シングルス決勝戦の試合後、コートで泣き崩れたところに、敗れたデフロート選手が近づき勝利を称える姿もとても印象的でした。

自分を超える。!37歳の鈴木孝幸選手は競泳の男子50m平泳ぎで、今大会日本の金メダル第1号を取り、16年前の北京大会でマークした自己ベストを更新し、21歳の自分を超えられたと話され、出場した個人4種目でメダルを獲得。金2つの木村敬一選手は、五輪メダリストの星奈津美さんの指導でフォームの改造に取り組み、100mバタフライで自己ベストを更新し、パラリンピック新記録で連覇を達成したのです。

今大会で目立ったのが歳を重ねて実力を伸ばし続けるベテランの奮闘でした。53歳の杉浦佳子選手は自転車の女子個人ロードレースで2連覇を達成。パリに向けて繰り返した坂道練習が実を結び、自らが持つ日本選手の最長金メダル記録を更新した。また陸上400mで61歳の伊藤智也選手が日本選手の最年長メダルとなる銅を獲得し、車いすの鉄人は65歳で迎えるロサンゼルス大会を見据えておられるようです。

車いすバドミントンの里見紗李奈選手と梶原大暉選手がシングルスで連破し、柔道と卓球、ゴールボールでも金メダルを獲得するなど、経験のあるベテランの活躍が目立つ中で、初出場の新しい力が可能性を示し、大歓声の中で戦った特別な経験をパラスポーツの発展にどうつなげるか、次の4年後のパラリンピックは、ロサンゼルスです。

 

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