ロジャー・フェデラー選手が全豪オープンテニス、男子シングルスの5回戦でアンディ・マレーを3-1で破り準決勝へ進み、明日はいよいよ宿命のライバル、ラファイル・ナダルとの対戦が決まっています。
昨日のゲームを見ていると、フェデラー選手が往年のステファン・エドバーグを新コーチに招致した理由が分かったような気がする。
ロジャーも初めの頃は、ピート・サンプラスに憧れサーブ&ボレーを多用していた時代があったようです。
最近のスピード・パワーテニスに変わり、ベースラインでのストロークの攻防が主力になり、サーブ&ボレーを行う選手が少なくなった。
そこで、フェデラー選手は、年齢的にも体力面でもプレースタイルを変える必要性に迫られ、エドバーグの指導を受けることを決断したのだと思う。
エドバーグもサンプラスと同様、サーブ&ボレーを武器に数々の戦績を残して来た選手だったようです。しかし、昔のサーブ&ボレーは現代のテニスとは違い面白味がなくて退屈なテニスで観客からすればラリーが続き、いろんなショットが繰り出す今のテニスの方が格段に面白いと思う。
各選手の技術が上がり、サーブ&ボレーは、ダウンザラインやクロスに打ち抜かれたり、ロビングで返されたりする危険性も背負わなければならない。
だけど原点に戻ってサーブ&ボレーも取り入れ、プレースタイルを見直すフェデラー選手は、32歳でビッグ3(ジョコビッチ・マレー・ナダル)に立ち向かおうとしているのです。