物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

センボンヤリ 綿毛

2015-12-03 09:00:00 | キク科
センボンヤリ(千本槍)
<学名:Leibnitzia anandria>
キク科 センボンヤリ属 多年草






根出葉はロゼット状、倒卵状長楕円形で羽状に中裂し裏には
くも毛が密生する。
春型と秋型の2型がある。
秋の花は高さ30~60cmで林立し、千本槍の様相を見せる。
花茎には線形の小葉が多数つく。頭花は、自家受粉する閉鎖花で
筒状花のみ。


タンポポのような綿毛がたくさん !

撮影日 2015.11.29: 群馬県



撮影日 2015.11.15: 群馬県

果実は痩果となり長さ6mm、

冠毛は褐色、長さは11mmになる。

春と秋では、秋の花のほうが花の数、種子の数ともに多い。





参考に

春の花は4~6月頃、高さ10cmくらいになり、径1.5cmの頭花をつける。

撮影日 2014.4.13: 群馬県

頭花は、縁1列に舌状花がつき、中心には筒状花がつく。
筒状花はめしべとおしべを備える両性花で、舌状花はめしべだけが
機能する雌花である。

花の色は白から赤紫で、別名のムラサキタンポポはこの春花に
由来する。




タンポポ 綿毛

2015-12-02 09:00:00 | キク科
オオジシバリの記事で綿毛の紹介をしました。
綿毛といえば・・・⇒タンポポ   です。
今年は暖かいためか  シナノタンポポ  が
たくさん咲いていました。


撮影日 2015.11.29: 群馬県

タンポポ属 (Taraxacum)
キク科 タンポポ亜科 タンポポ属

タンポポ(蒲公英)は、キク科タンポポ属のロゼット型植物の総称


シナノタンポポ

舌状花と呼ばれる小さな花が円盤状に集まり、頭花を形成している。
頭花が一つの花であるかのように見える。

花後立ち上がって伸びて綿毛(冠毛)のついた種子を広げる。




おまけ
シロバナタンポポ も咲いていました。

撮影日 2015.10.18: 群馬県





セイヨウタンポポが綿毛になっていました。

撮影日 2015.11.29: 群馬県




オオジシバリ

2015-12-01 08:00:00 | キク科
オオジシバリ(大地縛り)
<学名:Ixeris japonica>
キク科 ニガナ属 多年草





日本全土のやや湿り気のある道ばたや、水田の畔などに
ごくふつうに見られる。
茎を切ると乳白色の汁(乳液はゴムの成分を含み手に付くとベタベタする)が出て、なめると苦いことから
別名をツルニガナという。


撮影日2015.11.29: 群馬県

茎はやや赤味を帯び、地を這って、節から根を出して長く伸びる。
葉は地面から立ち上がり、長さ6~20cm、幅1.5~3cmの
倒披針形~へら状楕円形で、下部が羽状に切れ込むこともある。
基部は次第に狭まり葉柄に続く。
花期は4~5月。花茎は高さ約20cmになり、直径2.5~3cmの
黄色の頭花を2~3個つける。

撮影日2015.11.15: 群馬県

春に咲く花のはずですがたくさん咲いていました。

他の花の花粉がもらえないと、花柱の先はクルリと巻いて、
同花受粉する。
舌状花の先は5つの歯があり、5枚の花弁が合生したことを示す。
(タンポポ亜科の特徴)
綿毛になったものも見られました。


ちょっとピンボケで分かりにくいですががタンポポに似た綿毛です。

 
同属によく似たイワニガナがある。
イワニガナはジシバリと呼ばれ葉が円形~楕円形
ジシバリの名の由来は「地面を縛る」ということからきている。