今の季節を代表する花(梅雨の季節の花)を紹介します。
榛名山にアヤメ を見に行ってきました。
撮影日 2020.06.14: 群馬県
アヤメ (菖蒲、文目、綾目)
<学名:Iris sanguinea Hornem.>
アヤメ科 アヤメ属 多年草
北海道~九州の山野の草地に自生し、高さ40~60cm程度。
多数の茎が株立ちになり葉は直立し、短く這う根茎からは多数の
ひげ根が伸びています。
(湿地の植物のように思われていますが、低山から高原の明るい草原に
見られる植物で、他のアヤメ属のノハナショウブやカキツバタのように
湿地に生えることは稀です。)
5月~6月ごろ茎の先端に径8cmほどの紺色の花を1~3個付ける。
花茎は分岐しない。
外花被片(前面に垂れ下がった花びら)は広倒卵形、網目模様があるのが
特徴で、和名の元になっている。
内花被片は長楕円状披針形で直立、長さ約4cm。 花柱の先は2深裂し、
裂片には鋸歯がある。
古くは「あやめ」の名はサトイモ科のショウブ(アヤメグサ)を指し、
現在のアヤメは「はなあやめ」と呼ばれていた。
(古くから栽培されていますが、ハナショウブやカキツバタほど
園芸品種は 多くは無いようです。)
一般的にアヤメ類の総称として、アヤメ以外の別種にあたる、
ハナショウブやカキツバタを、アヤメと呼称する習慣が広まっている。
ついでですが 端午の節句に根や葉を風呂に入れて沸かす
「菖蒲湯」で使われる ショウブは、ハナショウブではなく、
サトイモ科のショウブです。
「いずれアヤメかカキツバタ」という慣用句がある。
優劣はつけがたくどれも素晴らしいという意味である。
見分けがつきにくいという意味にも用いられる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます