色々観察には出かけてはいたのですが
色々あって、なかなかアップできず
しばらくさぼってしまっていました。
今回は 群馬県絶滅危惧種のサンチュウトリカブト を載せます。
撮影日 2024.10.2: 群馬県(南牧村)
サンチュウトリカブト(山中鳥兜)
<学名:Aconitum ohmorii Kadota>
キンポウゲ科 トリカブト属 擬似一年草
サンチュウトリカブトは 群馬県自然史博物館の大森威宏氏が発見し、
2019 年に門田裕一博士が新種として記載発表されたトリカブトの新種です。
群馬県の"レッドデータブック2022年"で絶滅危惧ⅠB類に指定されています。
群馬県上野村の2地点の石灰岩地のみに分布が確認されているものです。
去年の秋遅くに長野県からの帰りに上野村の隣、南牧村を通った時に花柄に
開出毛腺毛を多く交えるトリカブトを見たのですが葉が枯れていて正確な
同定はできませんでした。そこで今年調査に出向き花を見ることができました。
特徴からサンチュウトリカブトと思います。
大森威宏先生にいくつか写真で確認してもらいました。
>> サンチュウトリカブトの可能性が高いと思います。
とのことでした。
サンチュウトリカブトはなぜか雑種が多く、花柄の毛は屈毛の混じったものなど
良く見かけます。今回も何か所かで見かけています。純粋なサンチュウトリカブトは
屈毛などが混じらないものですが、少ないようです。
今回見つけたものは上野村の2地点のものに次ぐ3か所目になるのでしょうか。
写真ではわからない点もありさらに観察を徹底していきます。
詳細はまた別途記事に出来ればと考えています。
尚、詳細な分布地点はお問い合わせいただいてもお知らせできません。