物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

フジカンゾウ 2014

2014-08-27 08:01:42 | マメ科

フジカンゾウ(藤甘草)<学名:Desmodium oldhamii Oliv.>
マメ科ヌスビトハギ属
 
 
本州から九州の半日陰になるような林縁や林床に分布する
高さ50~150㎝ほどの多年草。
 
今年は初めての出会いでした。

撮影日 2014.8.24: 群馬県
 
葉は奇数羽状複葉で互生。小葉は5~7枚で結構大きく長さ15cmほど、
幅5cm前後で、葉先は三角形状です 。

羽状複葉が分かりますね

ヌビトハギやアレチヌスビトハギでは葉が三出複葉であるのに対して、
フジカンゾウでは羽状複葉です。
 
8月~9月頃茎の先に長さ50cm前後の総状花序を出し、
長さ1cmほどの小さな淡紅紫色の花を、沢山つけます。

ヌスビトハギの仲間の中では花が大きい種類です。
ピンクの色合いもいいですね。
 
花はマメ科特有の蝶型花です。
 

 
和名の由来は、花を「藤」に、葉をマメ科の甘草(カンゾウ)に見立てたものです。