物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

オオヒキヨモギ

2014-08-16 18:00:00 | ゴマノハグサ科
オオヒキヨモギ(大引蓬)<学名:Leonurus macranthus>

環境省絶滅危惧Ⅱ類
              (絶滅の危険が増大している)
群馬県絶滅危惧IA
                         (近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)
 
ゴマノハグサ科(ハマウツボ科とされることもあります。) ヒキヨモギ属 
分布は本州(関東~中国地方)、四国(瀬戸内海側)、中国
低山、里山の日当たりよく乾いた草地や崩壊地、崖地に生育する半寄生の1年草
 

撮影日 2014.8.13: 群馬県
 
高さ30~70㎝茎は斜上し、全体に開出した腺毛が生える。
葉は長さ1.5~2.5㎝卵形で、深裂する。下部では対生し、上部では互生し、
葉柄には翼がある。

花は8~9月葉脇に1個ずつつき、萼には腺毛が密生し、先が5裂する。

萼筒は長さ1~1.5㎝。萼片は長さ6~10㎜。
花冠は灰黄色で上側は暗紫色


 



キセワタ

2014-08-16 06:00:00 | シソ科
 今回から絶滅危惧種に指定されているものをいくつか紹介します。
 
キセワタ(着せ綿)<学名:Leonurus macranthus>
シソ科メハジキ属 高さ0.5~1m 山地の草原に生える多年草
 
環境省の絶滅危惧II類(VU)  群馬県絶滅危惧IA 類
 
一秋の地元の山  道端に咲いていました。

撮影日 2014.8.13: 群馬県
 
葉は対生で葉身は楕円形
8~9月に茎上部の葉腋に数個ずつ紅紫色の美しい花をつける。

花は上唇と下唇から成り、上唇は帽子状、下唇は3裂して中央が大きく、
色も濃くなっています。
 
メハジキやオドリコソウの花に似ています。


和名の由来は、白い毛が花を覆っている様子を
「花に着せた綿」に見立てたものである
 
蜂さんが忙しげに花から花へと潜り込んでいました。