電話に鍵をかける-留守番電話

　e-Tax申告処理に対する税務署の処理が早いのに感心します。2月5日に申告した確定申告の還付請求ですが22日には振り込みがありました。金額が少ないこともあるのでしょうが、それにしても勤労統計の不適切調査などで公務員の対応が問題になっていますが、迅速な対応をしてくれる頼もしい役所もあるのです。

　このe-Taxの申告も気をつけないと「電話で詐欺」に利用されるでしょう。被害を根絶するには電話に出ないことしかありません。留守番電話について読売新聞が留守番電話に設定して、相手の身元や用件を確認してから必要があればかけ直すことを勧めています。

　しかし習慣で電話に出てしまう高齢者が多いと言います。そこで振り込め詐欺用の「自動通話録音装置」がついた電話を、無料で貸し出し市町村があるそうです。呼び出し音が鳴る前に「この電話は詐欺被害防止のため、会話が自動録音されます」と音声で流れます。

　たまたま今日我が家の電話の画面が点灯したので見ていると「非通知」と表示されています。この間相手に音声を流しているのです。結局呼び出し音が鳴る前に電話は切れました。東京の千代田区や港区ではこの電話を無料で高齢者に貸し出していて、これまでに6万台が配布されているそうです。

　警視庁は「電話に鍵をかけるつもりで録音機付電話の設置を考えて欲しい」と上手いことを言っています。無料でなくても良いと思うのです。FAX付きでなければ1万円以内で買えるのですが、その買換えを勧めるために行政が補助をして欲しいのです。なんでも行政頼みは辛いのですが、効果が期待できるだけに啓発をして欲しいと願います。