アメリカスタンフォード大学の調査によると44歳と60歳で老化現象が大きく進むそうです。調査対象が108人ということですから統計学に疎い私にはその信頼度の高さは良く分かりませんが、私の体験ではたまたま老化を感じることのあった歳でした。
44歳前後の時に老眼を感じました。電車内に立って本を読んでいたのですが夢中だったのでどの辺を走っているのかが分かりません。駅に停車した時に反対側ホームの駅名表示を見ようと目を上げると、文字がかすんで読めないのです。
老眼とは考えてもいませんでしたからびっくりして眼科を受診すると、老眼だと告げられました。まだメガネは掛けていなかったのですが早速遠近のメガネを作りました。
ちょうど60歳の時には肺がんの手術をしました。今回の調査でもこの年齢層は免疫力が落ちるのだそうです。もちろん偶然だったのかも分かりませんが、今考えると60歳で手術を受けられてよかったと思っています。高齢化してからがんの手術を受ける人が増えていますが、加齢とともにその回復は時間が掛かっているように見えます。
肺がんは7月に手術したのですが、2月にはテニス仲間と札幌の雪まつりに出かけてビール園でジョッキを10杯飲みました。雰囲気が良かったことと気のおけない仲間たちだったことで調子にのったのです。
老眼で老いの一端を感じ、60歳でがんの大手術を受けましたが、80歳代になってからの年ごとの老いの進み方とは大きな違いがあります。仕方ありません。老いを受け止めてマイペースの生活を心がけます。