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銀幕大帝α

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HANA-BI

2017年08月21日 15時43分07秒 | 邦画ドラマ
日本
118分
ドラマ
劇場公開(1998/01/24)



監督:
北野武
『菊次郎の夏』
脚本:
北野武
編集:
北野武
音楽:
久石譲
挿入画:
北野武
出演:
ビートたけし西
岸本加世子西の妻
大杉漣堀部
寺島進中村
白竜ボディガード・東城
薬師寺保栄凶悪犯
逸見太郎若手刑事
矢島健一担当医
芦川誠田中
大家由祐子田中の妻
柳ユーレイ板前A
玉袋筋太郎板前B
関時男田舎のオヤジ
田村元治刑事課長
渡辺哲スクラップ工場の親父
つまみ枝豆石を投げるサラリーマン
アル北郷タクシーを売りに来る男
西沢仁ヤクザの幹部
鬼界浩巳チンピラA
松田井子凧をあげる少女
森羅万象頭を撃たれるヤクザ
岸菜愛スクラップ工場の娘
中村万里売店のおばさん
ト字たかお孫を連れた男
津田寛治取調べを受ける男



<ストーリー>
不治の病に冒された妻を見舞う刑事・西のもとに、同僚・堀部が撃たれたという知らせが届く。さらには部下の一人が殉職し、結局堀部は下半身付随に…。そんな中、西はある決心をする。

-感想-

重たい結末だよなあ。
子を幼くして亡くし、妻の命も尽きようとしている。
それならば夫婦の思い出として楽しい時間を過ごし、最期は一緒に旅立とうじゃないかという西なりの優しさかもしれんね。
キレると誰よりも恐ろしい西だけど、奥さんの事は心の底から愛してたんだろうな。
苦しんで死ぬのだけは味合わせたくない、だったら笑顔で逝こうよ、と。

所々無茶な演出があるけれど、哀しい夫婦愛だわという気持ちで見届ける事は出来た。
ただ北野監督自らが描いた挿入画をしつこく映すのは嫌い。
独創的で発想豊かな絵だとは思うが、どうだ俺センス良いだろ、と自慢されているみたいでなんだかなあて感じ。
さり気無く映す分には構わないが、あれだけ時間を掛けて映されると「はいはい巧い巧い」と言いたくもなるわな。

北野監督が演じる西の台詞が極端に少ないのは表情を主体にして怒りと悲しみを出したかった為なのかな。
これは割りと本人自身にとっては挑戦的なものだったのかもしれないが、自分的には斬新なアイデアをきちんと遣り遂げていているようには感じましたけども、案外難しいんだよね台詞無しで演技するのって。
そういう意味では北野監督がこの作品に賭けていた想いてのを絵の芸術、演出の芸術として私側にも強く伝わってきました。

唐突に登場する凧を持って海の砂浜を走り回る少女。

彼女の存在がどういう意味を持っているのかちと分からなかったのだが(亡くなった我が子の幻影なのかな?)、この子はそう北野監督の実娘。
この作品後、2、3本映画に出演してからは存在を消してしまったのよね。
何してるんだろ今、どんな風に成長したんだろ今、て気になった。

評価:★★★☆
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