
2012年
日本
120分
ドラマ/青春
PG12
劇場公開(2013/01/26)

監督:中村義洋『ポテチ』
原作:久保寺健彦『みなさん、さようなら』
脚本:中村義洋
主題歌:エレファントカシマシ『sweet memory』
出演:
濱田岳:渡会悟
倉科カナ:緒方早紀
永山絢斗:薗田憲明
波瑠:松島有里
田中圭:堀田
ベンガル:泰二郎
大塚寧々:渡会日奈
<ストーリー>
「一生、団地の中だけで生きる」と決意した悟は、初恋も親友も就職も団地の中で済ませてしまう。だが、時が経つにつれ友人が団地を出て行ってしまい…。
悟、12歳。
団地から一歩も出ずに
生きると、きめた。
-感想-
日本
120分
ドラマ/青春
PG12
劇場公開(2013/01/26)

監督:中村義洋『ポテチ』
原作:久保寺健彦『みなさん、さようなら』
脚本:中村義洋
主題歌:エレファントカシマシ『sweet memory』
出演:
濱田岳:渡会悟
倉科カナ:緒方早紀
永山絢斗:薗田憲明
波瑠:松島有里
田中圭:堀田
ベンガル:泰二郎
大塚寧々:渡会日奈
<ストーリー>
「一生、団地の中だけで生きる」と決意した悟は、初恋も親友も就職も団地の中で済ませてしまう。だが、時が経つにつれ友人が団地を出て行ってしまい…。
悟、12歳。
団地から一歩も出ずに
生きると、きめた。


やっべぇ。
なにこの、目が離せなくなるストーリーの面白さは。
中学生と云われても何ら違和感を抱かせない童顔の濱田岳が
「俺が団地を守るんだ!」
と日々、大山倍達を参考に自我流空手の特訓に励み、目潰し・金蹴り、そして人差し指一本腕立て伏せを習得していく中、遂にその実力を試すには最適な人物が登場する。
人間のクズ・田中圭がそれだ。
ここで味合うカタルシスといったらもう言葉では言い現せられない程のもので、濱田岳の勇姿というか田中圭率いる屑3人がこてんぱんにぶっ倒される様に痛快飛び越えて感動を全身で浴びて心と体が打ち震えているのを実感出来た位だった。
正直、濱田岳が恰好良すぎてちょっと泣きそうになってしまった。
彼が一歩も団地から出られないってのにはきちんと訳があるのだが、その重く背負ってきたトラウマから一つの事件を機に解放された時、遂に独り立ちを決意し外界へ飛び出す事に成功する。
そう決意させた裏に大きく存在していたのは母親の姿。
息子の前では素知らぬ顔をしていた母親だったが、実は常に我が子の事を心配し気に掛け、陰で泣いたり喜んだりしていたのだ。
母の愛以上に勝る者は無しとは正にこの事で、主人公と一緒になって母親の優しさに触れられた瞬間、わたしもジワァと込み上げて来るものがありました。
母さん、今まで見守ってくれて有難う
階段の下から団地を見上げ、笑顔で手を振る主人公。
それを観て我々にも彼の今後の大きな成長に期待を持たせてくれるのだから、なんて清々しくも素敵なラストシーンなんだろうってね、エンドロールをほっこりとした気分で迎える事が出来たのも、それだけ私も主人公の生き様に同化しながら観続けていたってことなんだろうなぁ。
ほんと、悪い部分が見付けられない位に物語が凄く良いし、風変わりな男が主人公だけど全く嫌いになれないというか寧ろ応援したくなるタイプ。
これも全て濱田岳という役者の演技の上手さがあってこそだろうね。
喜怒哀楽の使い分けが絶妙で、彼の多彩な演技に目を惹きつけられました。
また脇を固める俳優達も見事で、作品をそれぞれに盛り上げてくれていますが、取り分け印象に残ったのは濱田岳の同級生役だった2人の女優でしょうね。
隣人の波瑠、マドンナ風の倉科カナ。
この二人がね、とりあえず≪エロ≫くてねぇ。
濱田岳とのソフトな濡れ場を見せてくれるんですけど、波瑠ちゃんの「ダメぇ」と焦らすとことか、カナちゃんの「いいよ(ニッコリ)」と積極的なとことか、この両者の対照的な恥じらい顔が堪らなく≪エロ≫くて、私にもドキドキさせてくれるし、股間を硬くさせてくれるしで、いやぁ2人とも若いのに刺激的な演技が物凄く素晴らしかった!!
レンタル店では殆ど誰も借りてないし、ネットレンタルでも何故か人気が低いこの作品だけど、観ない人は損をしていると思うなぁ。
名ばかりの内容スカスカ洋画を観る位なら、本作を観て人生とは?とあれこれ考えた方が時間を有意義に過ごせるんじゃないかと、私は多くの人に観て欲しいけどね。
評価:★★★★★

13/06/21DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2013-06-05
メーカー:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
オフィシャル・サイト
ちょっと忙しくてTBに来れなかったらまさか一人もコメント付けてないとは思わなかった。みんな団地から出れずに、団地にはネット線がないんだな。よし、そういう事に決めた。
特に誰も誉めないと思うので、ベンガルもいつも通りでよかったと書き添えておきましょう。
あと、アクションが「凄い」を見せつける訳じゃないのに、あの「目が離せない状況作り」が上手い。
ふじきさんだけですよ~コメント下さるのは~~~。
何時も有難うございますぅ。
ベンガルのケーキ屋職人っぷりは妙に板についてましたが、途中でいともあっさりと職務放棄しちゃうのもベンガルらしいといいますでしょうか(笑)
ピッタリなキャラでした。
もうほんと仰る通りに「目が離せない状況」になっていて、私もがっつりと食い入るように観てましたよ。
見せ方に監督のセンスを改めて感じましたねぇ。
平成の時代に昭和の団地を舞台に昭和の映画を作ってくれました
全く見事としか言い様のないカタルシスには
感動の涙が溢れてしまいました
ってヒトエに田中圭の演技が良かったと言うことでしょうか
女性陣の二人も得難いですが
今日で言うおネエぇというか性同一性障害の永山絢斗も良かったですね
いや楽しい映画を観させてもらいました。
コメント&TB有難うございます。
前作の「ポテチ」も良かったのですが、こちらも素晴らしい出来でしたね~。
濱田くんの演技も絶妙でしたが、脇を固める全ての役者が完璧過ぎました。
それにあの物語と展開でしょ?
もう終盤は感動の渦に飲まれてしまいましたよ。
まだまだ日本映画も捨てたものじゃないです。