goo blog サービス終了のお知らせ 

銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で17周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

無邪気な悪魔におもちゃが8つ

2011年11月20日 16時55分57秒 | 洋画ホラー
THE HORRIBLE HOUSE ON THE HILL/74年/米/89分/ホラー/劇場未公開
監督:ショーン・マグレガー
出演:ソレル・ブーク、ジーン・エヴァンス、シェリー・モリソン

<ストーリー>
感化院の車が雪山で事故に遭い、護送されていた5人の問題児たちが脱走する。ロッジで冬を楽しく過ごそうとしていた大人たちに保護されるが、子供たちは彼らを残酷な方法で殺し始め…。
<感想>
ホラーファンの間では知る人ぞ知るカルト作。

助けて貰っておきながら、お礼の一つも言わずに残虐な方法で大人達を殺しまくる子供達。

本作と近い年代に同じ様に子供が大人を殺そうとするホラー映画『ザ・チャイルド』なんてありましたっけ。
あれ程陰惨ではないけれど、観ていて良い気はしないし、後味も悪かったです。
子供たちが正常者ではないってのが更に痛い。
重度の精神病患者だからねぇ。
良心なんて微塵の欠片もありゃしないし、期待も出来ません。

子供たちは物凄く計画性豊かで、時にはトラップを仕掛けて殺す、なんてのも。
少しでもなじられると、即処刑開始。
飼育していたピラニアを入浴中のバスタブに放って食させる。
あぁ狂い過ぎだろ。

一つの死体を木にもたれさせ、その周りを子供たちが無邪気に走り回り雪を手に取り笑顔でぶつける。
あぁ気味が悪い。

そして大人全員殺したら、新しい遊び相手を探しにロッジを後にする。
子供に警戒心を持たない大人は恰好の「簡単に殺せるおもちゃ」なのだろう。

結局子供たちは全く傷つかずに迎えるエンディングが実に嫌~ではあります。

徐々に悪魔的な本性を現す子供達を見せつける中盤以降は楽しめるのだが、それまでがかなり退屈。
被害者となる大人達の目線でどうでもいい日常をダラダラと描いてるだけなので無性に眠たくなるという爆弾を抱えています。
要はここを乗り越えればそこそこ観れる作品なのですよ。
後、尺伸ばしだけに入れた様な無駄なスローモーション(長いし)も不要。
盛り上げに全く貢献していませんし。

そう考えると前半と後半は違う監督が撮ったんじゃないかと思う位、出来の差が激しい作品ではありますね。

評価:★★☆
11/11/14DVD鑑賞(旧作)
にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ
にほんブログ村
レンタル開始日:2010-08-27
メーカー:フォワード

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビー・デビル | トップ | ロスト・アイズ »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (にいな)
2011-11-20 22:15:57
うぉー苦手な部類だー。子供が無邪気に悪意もなく殺人をやるってテーマいやだぁ。ザ・チャイルドも衝撃的だったもんなぁ。

こっちからしたら子供イコール「無垢」な存在という先入観があるからね。
あ~いやだいやだー
返信する
>にいなぁんへ (ヒロ之)
2011-11-20 23:46:44
子供たちに然程悪意がないってのが、観ていて辛くなっちゃうのよね~。
「殺すぞ!」
じゃなくて
「殺しちゃおうっか」
位のノリだしさ。

本作の子供達も殺しの方法は残酷だけど、表情は妙に明るいんだよねぇ。
この手の内容は正直、良い印象は受けないな~。
どっと疲れるよ
返信する

洋画ホラー」カテゴリの最新記事