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ロスト・アイズ

2011年11月20日 16時58分39秒 | 洋画ホラー
LOS OJOS DE JULIA/10年/スペイン/117分/サスペンス・ホラー/R15+/劇場公開
監督:ギリェム・モラレス
製作:ギレルモ・デル・トロ

出演:ベレン・ルエダ、ルイス・オマール、パブロ・デルキ

<ストーリー>
先天的な眼の病気で徐々に視力を失う運命の女性・フリアは、同じ病に冒された双子の姉が自殺したことを知りショックを受ける。しかし彼女は姉の死に不審なものを感じ…。
<感想>
いやぁこれは非常に出来の良い作品でした。

緊張感を煽る工夫された演出方法に上手さを感じ、終始ハラハラさせられちゃったもんなぁ。

視力を失っていく設定そのものを他人事にせず、鑑賞者にも味わせる映像処理の仕方が絶妙なんです。
また、真犯人の顔を中々見せないカメラアングルの巧妙さが憎いのなんのって。

流れとしては
サスペンス→ロマンス→ホラー→ドラマ
と、目まぐるしくジャンル的にも展開が変わっていくのですが、どのパートにも無駄さともたつきが無く、グイグイと引き込まれる面白さがありました。

角膜手術で視力を戻したフリアが、いかに犯人にバレずに見えてないかの様な芝居を何時まで貫き通せるか。

影に成る事で自分の存在価値を見出していた犯人が、フリアと警官隊のライトに姿を照らされた事によって、考えを全否定された上での屈辱からか自ら首にナイフをあて果てて行く。

この2シーンが特にお気に入りです。
前者はフリアが紅茶をすり替える所までは良かったが、コップを動かした事が逆に仇となり、直後に死体が詰め込まれた保冷庫を開けさせられて、その驚いた反応により嘘がバレるという一連の流れがドキドキもの。

後者は影を消されて全身を光の中に浮き上がらせてしまった犯人の「み・・・見るな!俺の姿を見ないでくれ!!」という恐怖を与える者から与えられた者へと転落していく様がなんとも物悲しい。

そして本作を観終わり一番脳裏に焼き付いていたのは
犯人が実母の眼に注射器の針をブチ込む
恐怖のワンカット。
流石にあれは・・・ひぇぇ^^;

オフィシャル・サイト(スペイン語/英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
11/11/16DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-11-11
メーカー:松竹ホームビデオ

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10 コメント

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こんばんは♪ (maki)
2011-11-20 18:51:27
不安感や危機感を煽るのがとても上手い作品でしたね
目が見えるのに見えないふりをしなければならないところなんか、緊迫感が高かったですよね
ラストも、結局視力は失くしてしまうことになりつつも、最後に見たのが夫のいう宇宙だったというのが凄く良かったです

ギレルモ・デル・トロさん、監督業に戻ってはくれないのかなぁ…映像センスがドストライクなんです。
Unknown (にいな)
2011-11-20 22:12:16
これは本当にハラハラしたなぁ。
せっかく、もう少しで目が見えるようになるのに、究極の選択を余儀なくされる状況や、見えないフリをすることの恐怖がひしひしと伝わってきたよ。

でも一番感動したのはダンナさんの彼女へ贈った無償の愛。もう号泣しちゃったよ。
>makiさんへ (ヒロ之)
2011-11-20 23:26:05
こんばんは!

煽り方が非常に上手いですよね。
観ている側も同じ様に主役の立場になって映画を観ているような、そんな感覚に陥る演出方法でした。

ラストシーンは感動的になっていましたよね。
ここも上手く話を纏めてきたなぁと感心しましたよ。

私もデル・トロ監督の映像センスは好きですねぇ。
新作、どうなんでしょうね。
『ヘルボーイ3』とかどうなったんでしょうかねぇ。
>にいなぁんへ (ヒロ之)
2011-11-20 23:40:25
ねぇ!
ハラハラ感、半端無かったよね!
見せ方が上手いと言うか、凝った演出の数々に、時間を忘れて話に夢中になっていましたわ。

ラストのくだりは感動的だったよね。
夫の妻に対する愛の深さというものを実感出来てウルッとしちゃいましたよ
Unknown (KLY)
2011-11-22 02:12:58
私はレーシックの手術を受けているんですね。で、レーシックって角膜の表面を削る手術なんですけど、その前に角膜の表面の薄い膜をペロリとめくるんです。なんでこんなことを書いているかというと、ペロンとめくられるとそれまで見えていたのにいきなり闇になるんですよ。
だから徐々に見えなくなってゆく彼女の悲しみというかその辺が何となく感じられて、その部分がどうにもやるせなかったです。
>KLYさんへ (ヒロ之)
2011-11-22 02:21:45
こちらにもコメントありがとうございます。

えぇ!
レーシック手術ってそんな事するんですか!!
うわ~なんかそれするの怖くなっちゃいますね。
私も目が悪いので何時も眼鏡男なんですが、眼鏡外した時のぼやけた感じも嫌なのに、闇に包まれるって、想像しただけで・・・無理です^^;

闇を体験されたKLYさんなら、主人公の気持ちも少しは分かりますよね~。
体験していない私でも、主人公と同じ恐怖を味わっているみたいで、凄く怖かったですもん。
そう考えると、演出の仕方に上手さを感じますねぇ。
闇の恐怖 (Puff)
2011-11-25 00:51:36
深夜にお邪魔します~☆

おおお!
★×4でありますか!
確かに、スペインのホラーは闇の使い方が独特というか、
ひたひたと迫り来る恐怖がありますよね。
見応えのある映画でした。

そうそう、私も犯人に悟られないようにしているところがドキドキでした。
予告編では如何にもホラーな感じだったのですけど、
実際観ると良質なサスペンスだったので、そこもビックリした次第でアリマス!
>Puffちんへ (ヒロ之)
2011-11-25 23:46:24
コメントありがとうで~す

これは面白かったです。
全く期待していなかったんですが、演出の巧さにグイグイと引き込まれちゃいましたねぇ。

仰るように闇の使い方が素晴らしかったです

ホラーでありながら、ほろっとくるロマンスであったりと色々と楽しめる作品でありました
こんにちは♪ (yukarin)
2011-12-06 13:56:32
最後まで緊張感ある展開で面白かったです。
そうそう視力を失っていく怖さは観てる側も感じさせてくれる演出がうまいですよね。
見えないふりをするシーンは一番緊張したーっ。
目に注射は恐ろしすぎでした><
>yukarinさんへ (ヒロ之)
2011-12-06 21:06:40
これ、私は凄く好きですね。
主人公と同じ様な感覚を味合わせてくれる演出方法に唸らされました。
色んなシーンでドキドキさせられるので、最後まで緊張の糸が途切れませんでしたよ。
良質のサスペンス映画でしょう。

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