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銀幕大帝α

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スピーク・ノー・イーブル 異常な家族

2025年03月22日 15時27分23秒 | 洋画ホラー

SPEAK NO EVIL

2024年

アメリカ

110分

サスペンス/ホラー

PG12

劇場公開(2024/12/13)

監督:
ジェームズ・ワトキンス

『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』
製作:
ジェイソン・ブラム

脚本:
ジェームズ・ワトキンス

出演:
ジェームズ・マカヴォイ・・・パディ
マッケンジー・デイヴィス・・・ルイーズ・ダルトン
アシュリン・フランチオージ・・・キアラ
アリックス・ウェスト・レフラー・・・アグネス・ダルトン
ダン・ハフ・・・アント
スクート・マクネイリー・・・ベン・ダルトン

<ストーリー>

アメリカ人のベン一家は、旅先で意気投合したイギリス人のパトリック一家の自宅に招待される。だが、やがてベンはパトリックのもてなしに違和感を覚え始める。

―感想―

オリジナルよ、これがハリウッド式だ!!

被害者側となる夫婦が頼りなさ過ぎて不愉快だし本当に救いようがない胸糞でしかなかったオリジナル『胸騒ぎ』。

ところがこのリメイク版はどうだ!

母ちゃんがめっちゃ勇気あるやん!

犯人側と対等に渡り合えている、母ちゃんつええ!

え?父ちゃん?

知らんなあ、あんな出来損ないで呑気にコーヒー飲んでる男は。

『胸騒ぎ』では不思議でしかなかったぬいぐるみの件とかはリメイク版だときちんと「引き返す」意味を付け足されていて納得出来たのが凄く良かった。

あと、犯人側に居た少年。

『胸騒ぎ』だとなーんもしなかったのだが、なんとこちらは活発に動く、動く。

そう自分が本当の息子ではなく、舌をちょん切られているという事実を知って貰う為に、犯人側が隠している、れっきとした証拠をこっそりと夫婦の長女に見せていくのです。

それらをスマホで撮影した長女は両親に「この家はヤバイ」てのを伝え、家族は少年も連れて逃げ出そうとするのだが、そう簡単に逃がすかよ!となるのが終盤の攻防戦でして、ここがまあハラハラの連続でサスペンスホラー映画としては最高だった。

『胸騒ぎ』は反撃する気がさらさら無いまま、どうしようもない形で終わるから、もう二度と観ねえよ、と思ったが、リメイク版のクライマックスは母ちゃん筆頭に「立ち向かう」姿勢というものを惜しみなく披露してくれたのもあって、後で何度も観返してしまったわ。

ラストで極悪人=ジェームズ・マカヴォイが倒れ込んでしまうのを目の前にして父ちゃんがショットガンを突きつけるのだが、結局止めは刺さない。

いややれよ、全員殺されかけたんだぞ?

マジでこのリメイク版でも父ちゃんは臆病者でしかなく、彼に対しては終始イライラしっ放しだったけど、結果的に父ちゃんが止めを刺さなかったのには映画の流れとしての理由があり、正解。

確かにこの家族は酷い目に遭わされたが、一番の被害者は舌をちょん切られて無理矢理息子として仕立て上げられていた少年だからね。

この少年が、レンガでジェームズ・マカヴォイの顔面をボコボコに叫びながら破壊していく様が痛快過ぎてね、俺、なんでかスッキリするのと同時に涙が流れておりましたです。

苦しかっただろう、辛かっただろう、そういうのが少年の怒りの感情から読み取れたのが涙へと直結したのかもしれん、良かったあ、少年も助かって...と。

さあ皆も少年を称えよう。

アント!アント!アント!アント!アント!アント!アント!アント!アント!アント!

うおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!(歓喜)

『胸騒ぎ』で覚えた最低最悪な鬱憤を、このリメイクできっちり晴らしてくれました。

悪党が出て来るホラーの最後はこうでなくっちゃ、何もしない出来ないままバッドエンドになるよりかは、やっぱしっかりと立ち向かって悪党一味を倒しハッピーエンドになる話の方が良いよ俺は。

うん、これは近年稀に見ない成功例と言っても良い位の「楽しめた」リメイク版でしたなあ。

評価:★★★★

25/03/22DVD鑑賞(新作)

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関連作:

『胸騒ぎ(2022)』(オリジナル)

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